ワンちゃんや猫ちゃんにとって、赤ちゃんはまるで妹や弟のような存在なのかもしれません。@carubeeeさんが、保護猫のサイベリアンのカルビくんと2歳の娘さんの様子をTikTokに投稿すると「自ら役割を自覚してて偉い」「兄妹愛を感じました」「素敵な出会い」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
カルビくんと娘さんについて、ママさんに話を聞きました。
保護猫だったカルビくん
初めて出会ったカルビくんは、小さなカバンの中で排泄物にまみれ、毛玉だらけでした。保護時の第一印象は、強いにおいもしていたそうですが、見た目はとてもかわいかったといいます。
しかし、知らない場所に連れてこられたカルビくんは、怖がって大声で鳴いていました。そんなカルビくんの姿に涙を流しながら、お風呂に入れて身体を綺麗に洗ったママさん。
毛玉がひどく手も伸ばせない状態だったため、バリカンで刈りました。カルビくんは臆病でしたが忍耐強い性格だったため、お風呂もバリカンも大人しく耐えていたといいます。

しかし、カルビくんはご飯は食べてくれたものの、来てから1週間は洗面所から一切出てきません。お風呂用の小さな椅子や、洗面台の下の収納の奥に身を隠していたそうです。
徐々に部屋に出てくるようになり、1ヶ月ほどで隠れなくなりました。慣れてくれたとはいっても、家族とは1m以上離れて過ごしていたといいます。
カルビくんの性格が好奇心旺盛、運動大好きということから、毎日猫じゃらしで遊んだり、追いかけっこをしたりしたママさん。たくさん遊んだことで距離を縮められたのではないかと話しています。また、大好きなおやつの存在も大きかったのだとか。
娘さんの誕生
それからおよそ2年後の2022年5月に、娘さんが誕生。ママさんが娘さんと家に帰り、カルビくんと初対面させると、最初はシャーッと威嚇して違う部屋に行ってしまいました。

最初は威嚇していましたが、生後3ヶ月頃には娘さんの横にぴったり寄り添うように。これまで誰にもそんな行動を見せたことがなかったため、ママさんも驚いたそうです。

お兄ちゃんになったカルビくん
それからは、娘さんが起きているときは常に近くにいるように。娘さんが泣いたときには、その声よりも大きめの声でニャーと鳴くそうです。まるで「大丈夫?」と言っているかのように。
娘さんはカルビくんが来てくれると笑ってくれ、一緒に遊んだりハイハイで追いかけっこしたりと、本当のお兄ちゃんのように遊んでもらっていたのだとか。

現在2歳11ヶ月になった娘さん。昼間は保育園に通っているため、カルビくんと寄り添う姿は減りましたが、夜は一緒に眠り、泣いたときは駆けつけるそうです。

今では娘さんがひとりでおやつをあげ「行ってきます」「ただいま」と声をかけるように。娘さんとカルビくんは、ママさんとパパさんに毎日かわいい姿をみせてくれるそうです。
今後について「人間の年齢にすると50代にあたるカルビに1日でも長生きしてもらって、とにかく2人には健康で元気でいてくれたら親としてはそれだけでいいです」とママさん。
とてもかわいらしい娘さんとカルビくんの様子にほっこりしました。これからも一緒に仲良く過ごしてほしいですね。