行き場のない犬や猫の新しい家族を見つけるための情報を提供するインターネットサービス、里親サイト。動物の命を救う取り組みとして、注目が集まっています。2020年に里親サイトを通じて子犬を迎えた@marutoissho2020さんが、その5年後の姿をThreadsに投稿すると「カッコ良すぎて惚れそう」「わ、美しい子」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
@marutoissho2020さんに話を聞きました。
500km以上の距離をつないだ命のバトン
@marutoissho2020さんが、愛犬のまるちゃんと出会ったのは5年前のこと。
インターネットで保護犬の里親サイトを閲覧していたところ、真夏の焼却炉で助けられたという子犬の存在を知りました。

居ても立っても居られない思いに駆られた@marutoissho2020さんは、里親サイトを通してボランティアさんに連絡。そして、子犬を家に迎えることを決めました。
とはいえ、子犬が保護された場所から、@marutoissho2020さんが住む場所までは500km以上も離れた距離。互いの中間地点でボランティアさんと待ち合わせして子犬を引き取りました。

焼却炉から救われた命との出会い
初めて会ったときの子犬は、生後2ヶ月にも満たないほどの小ささです。まるでぬいぐるみのように可愛く、抱き上げた瞬間、涙が出るほど愛しく感じたといいます。
そのときの気持ちを@marutoissho2020さんは「暑い盛りの焼却炉の中で“生きていてくれて本当にありがとう”という気持ちでいっぱいになりました」と振り返ります。
そして、焼却炉から助けてくれた方、ミルクボランティアさん、リレーで中間地点まで運んでくれた人々から思いを受け継ぎ「皆さんから受け取った命のバトンは絶対に落とさない」と固く誓ったそうです。

やんちゃな子犬時代から落ち着いた成犬に
その後、子犬はまるちゃんと名付けられました。
子犬時代のまるちゃんは、椅子やソファーを噛んだりと、やんちゃぶりを発揮。しかし、1歳を過ぎた頃からいたずらはしなくなり、落ち着いた穏やかなワンちゃんになったそう。
今では、フリスビーやボール投げで上手に遊べるほど、賢いワンちゃんに成長しました。
「健康にすくすく大きく立派に育ってくれて、嬉しく思います」と@marutoissho2020さん。
子犬のころから比べて体は5~6倍になり、体重は20kgあるそうです。

吠えることもほとんどなく、穏やかな性格のまるちゃんは、@marutoissho2020さんにベッタリな甘えん坊。目が合うとお腹を見せて、甘える素振りをみせるのだとか。そんなまるちゃんを撫でるたびに、癒しを感じているそう。
@marutoissho2020さんは「これからも一緒に、穏やかな幸せな時間をたくさん過ごしていきたいですね」と話してくれました。

たくさんの人々のやさしさがつながり、@marutoissho2020さんのもとへ届いた命のバトン。まるちゃんの元気な姿を見ていると、その尊さに癒されますね。