スマートフォンの普及は、家族間のささやかな日常にも、微笑ましいやり取りを生み出すようです。今回は、小学生4年生のお子さんとのLINEのやり取りを通して、その純粋な気持ちにクスッとさせられたというユキさん(仮名)に、心温まるエピソードを伺いました。
「○○食べていい?」控えめな確認
仕事中だったユキさんの元に、お子さんから「おやつ、食べていい?」というLINEが届きました。テーブルの上にあるお菓子について、許可を求めているようです。仕事中でLINEに気づけなかったユキさんでしたが、約2時間後に確認すると、最初のLINEから1時間以上経って「やっぱりいいです。習い事行ってきます。おなかすいた…。」という追いのLINEが届いていました。
1時間以上のお預けに思わず笑う
返信が遅れてしまったことに申し訳なさを感じつつも、ユキさんはその状況を想像して笑ってしまいました。「1時間もおやつを見ながら、どうしようかなって悩んでいたのかなと思うと、なんだか可愛くて」と、当時の心境を語ります。
高級そうなおやつへの遠慮
普段、留守番中はおやつを自由に食べて良いことにしているユキさんのお子さん。しかし、今回のお菓子はいただきものの少し高級なものだったため、「自己判断で食べていいのか悩んだみたい」とユキさんは推測します。
「普段は気にしないのに、『高級そうだったから』って、子どもなりに考えたみたいです」と、その遠慮がちな理由に感心した様子です。
「ごめん…でも…、食べたらいいのに…」
LINEを見た瞬間、ユキさんは「ごめんね、でも、そんなに我慢しなくても良かったのに」という気持ちとともに、お子さんの律儀さにクスッと笑ってしまったと言います。
親の倹約家ぶり、まさかの露呈!?
この出来事を通して、ユキさんは「親がケチっぽいのがばれていて、おもしろく、少し恥ずかしいなと思いました」と、照れ笑いを浮かべます。普段の何気ない会話から、お子さんは親の価値観をしっかりと理解しているのかもしれません。
高級アイスの教訓
後日、お子さんにこの時のことを聞いてみると、意外な理由が。「高級アイスなどは、一人一つでなくて家族でシェアしているためそう思った」とのこと。「なんとなく見たら高級かくらいはわかる」という言葉に、ユキさんは驚きと感心を覚えたそうです。
家族の笑い話として昇華
この可愛らしいやり取りは、ユキさんのご主人が帰宅後、面白いエピソードとして家族の話題になったそうです。ささやかなLINEのやり取りが、家族のだんらんのひとコマを彩ったようです。