人の気持ちを180度変えることができる新しいアイデアは、もはや発明と言っても過言ではないでしょう。@dandanb_damaさんが、息子さんのために作った段ボール製の改札機の動画をXに投稿すると「天才」「大発明」「ほしい」などのコメントが寄せられ、話題になっています。息子さんについて、投稿者さんに話を聞きました。
登園したがらない息子さん
3歳の息子さんは以前、登園を嫌がり「行きたくない!」と言う日があったそう。
朝呼びかけてから出発するまで、長い時は1時間ほど格闘していたといいます。投稿者さん夫婦は共働きで、なかなか予定通りに家を出ることができず大変な思いをしていました。
そこで、投稿者さんはあることを思いつきました。
段ボール工作で1時間を5分に短縮!?
それは、以前息子さんが遊んでいたリアルなICカードのおもちゃを使って、子ども用の改札機ごと作って玄関に置けば楽しみながら登園してくれるのではないか?ということです。
2週間かけて7割完成したが、息子さんに見つかり予定より早く使い始めることに。


その効果は抜群でした。以前は家を出発するまでに長くて1時間程かかっていたところが、改札を設置してからは5分程度で済むようになり、予定通り保育園駅に到着することができたのです。
「今日はICカードにする?チケットにする?」「何駅から出発する?」「何電車に乗る?」と声をかけると、息子さんはワクワクしながら準備するようになったそう。
今では、息子さんの方から「今日は何駅に行くの?」と聞いてくることもあり、子ども改札機を通って家を出るのを楽しみにしてくれているのだとか。
リアルで楽しい子ども改札機
こだわりポイントは、リアルな改札機を再現しつつ、登園を楽しくスムーズにできるように工夫したこと。
「改札はなるべくリアルにしたかったので、インターネットや雑誌に記載の写真を何度も見ながら、色やマーク等を工夫し、本物の改札機に近づけた」といいます。
切符を自動で排出する仕組みは難しかったため、お出かけ時にティッシュをすっとだせるようにして、楽しさを演出しました。下部のスペースは息子さんの靴箱にして、登園準備がスムーズになるように工夫したそうです。

投稿には予想以上の反響があり、投稿者さんも驚いたといいます。
「登園時の大変さに共感する親は多いと思うので、親同士も共感でき嬉しかったのと、皆さんにもダンボール工作を気に入ってもらえてうれしかったです」と想いを聞かせてくれました。
今後作ってみたいダンボール作品について伺うと「ダンボール工作を発信し、家族やフォロワーが楽しめる『クスッとできる』作品を目指しています。今は、ダンボールで飛ぶドローン、名付けてドロンボールを作りたいと思っています」と教えてくれた投稿者さん。

これからもクスっとできるアイデア作品が楽しみですね!