困難な状況にあっても、家族を思う温かい心は、距離や障壁を乗り越える力を持っています。
@koyuuu56さんが、入院中のおばあちゃんに会いに行ったときの様子をTikTokに投稿すると「うるってきました」「めっちゃいい子」などのコメントが寄せられ話題になっています。
このときの様子について、ママさんに話を聞きました。
入院中のおばあちゃんの元へ

ママさんは、6歳の息子さんを連れて入院中の84歳のおばあちゃんに会いに行くことに。
しかし、中学生以下は病院に入れないため、息子さんとおばあちゃんが直接会うことはできませんでした。
そこでママさんは、せっかく会いに行くなら直接メッセージを伝える方法はないかと考え「メッセージを書くのはどう?」と提案。
息子さんも「いいね!」と賛同し、自分でメッセージを考え、家でひらがなの一覧表を見ながら、一生懸命に時間をかけて書きました。
そして、駐車場に停めた車から顔を出した息子さんは、おばあちゃんに見えるように大きなカードを持ち上げます。
メッセージを見たおばあちゃんは、最初はとてもびっくりしていたとのこと。
病院の窓から息子さんのメッセージを見るおばあちゃんは「家でわざわざ書いてきてくれたの?自分で書いたの?」と、とても嬉しそうだったといいます。

カードに書かれたメッセージに感動
息子さんが持つカードには「だいすきだから」「はやくなおってね」とおばあちゃんへの温かいメッセージが。

おばあちゃんは、目を潤ませながら「ありがとう!ありがとう!」と、窓の隙間から大きな声で感謝を伝えていたそうです。
そんなおばあちゃんの様子に、ママさんは「嬉しい気持ちと、目に見える距離にいるのにいつもみたいにハグができない切ない気持ちも伝わってきて、私も少し泣きそうになりました」と話していました。

また、メッセージを届ける息子さんの様子に「本当にやってよかったなと思いました」とママさん。
「息子に病院に入れないことを伝えたときは悲しそうだったのですが、直接会えなくても一生懸命書いたメッセージを自分で伝えられたことや、おばあちゃんが喜んでくれたことが息子もとても嬉しかったみたいで、私もすごく嬉しかったです!」と話しています。
喧嘩するほど仲良しな2人
おばあちゃんと、ママさんたちは離れて住んでいるため、会えるのは2ヶ月に1度ほど。息子さんと会うとハグをして、2人でたくさん遊んでいるといいます。
毎朝おばあちゃんの部屋で外の景色を眺めながら2人でモーニングをするのが日課で、仲良しすぎてたまに喧嘩もすることも。
ママさんからみた2人は「ひいおばあちゃんとひ孫というより、歳がすごく離れた友達」のように見えるときもあるのだとか。
会えないときは写真や動画を送ったり、ビデオ通話をしたりと、頻繁に連絡をしているそうです。
お子さんたちにとってのおばあちゃんについて「遠く離れていてもいつも息子のことを気にかけてくれて、優しく見守ってくれている息子の大好きなひいおばあちゃんです」とママさん。
2人の温かい関係性がとても伝わってくる素敵なお話でした。また直接会って、一緒に遊んだり話したりする日が楽しみですね。

