白髪に悩む女性は少なくないでしょう。白髪染めをするもののすぐに色落ちしてしまい、苦労している人もいるかもしれません。一郎丸直子(@rocknroll60years)さんが、60歳で白髪染めをやめてからのことをThreadsに投稿すると「こんな風になりたい」「カッコいいし美しい」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
自身のヘアスタイルについて、直子さんに話を聞きました。
60歳を過ぎてベリーショートに
60歳で白髪染めをやめ、ベリーショートにした直子さん。それまでは髪が傷むのを避け、ヘアカラートリートメントで白髪を染めていましたが、時間が経つと色あせてしまうのが難点でした。
当時は会社勤めで「黒・栗色・自然な髪色」が規定。ある日、ワインカラーに色あせた髪を上司に「その髪色はまずい」と指摘され、ちょうど還暦を機にやめようと考えていたこともあり、決断を後押しされたといいます。


その後、白髪を2cmほど伸ばして一気にベリーショートに。4ヶ月かけて毛先を切り、グレイヘアに移行しました。

坊主に近いショートから腰近いロングヘアに変化した現在。
「白髪染めで傷んだ髪ではロングは無理と思っていましたが、地肌も髪も元気になり、還暦を過ぎてロングにできたのが嬉しいです。今後はヘアドネーションのため、もう少し伸ばす予定です」と話しています。
15年前にもグレイへアに
直子さんは、48歳から51歳までの約3年間、初めてグレイヘアに挑戦しました。当時はまだグレイヘアが一般的ではなく「老けて見える」「染めた方がいい」といった否定的な声が多かったといいます。一方で、おしゃれな友人の一部からは「カッコいい!」と好評でした。
その頃、息子さんたちは中学生から高校生の時期で「白髪の母は嫌だったようですが、染めてとは言われませんでした」と振り返ります。
そして現在、還暦を過ぎて再びグレイヘアに移行。周囲から驚かれつつも、若い世代から「カッコいい」と絶賛され、同年代からは「私もしたい」と好意的な反応が多く寄せられました。
「この15年で、グレイヘアもひとつのスタイルとして認められるようになったと感じます」と直子さん。
今では、息子さんたちもすっかり大人に成長し、グレイヘアのスタイルを応援してくれているそうです。
モデルへの復帰
グレイヘアにして人生が大きく変わったという直子さん。20代にモデル経験がありましたが、還暦を過ぎてグレイヘアのInstagramを始めたことで、DM経由でモデルの仕事が舞い込むようになり、復帰を果たしました。
映画の主題歌のMV出演など、思いがけない仕事にもつながり「染め続けていたら、こんな話は絶対に来なかったと思います」と語ります。

グレイヘアにしてからは、カラフルな服や柄物、革ジャンなど、海外のグランマのような派手なファッションも楽しんでいるそう。
「若い頃は白髪に悩んでいたけれど、今では欠かせないアイデンティティです」と話しています。
綺麗なグレイへアを保つために
綺麗なグレイヘアを保つため、直子さんは元々ストレートの髪に、まとめ髪がしやすいよう外国人風のパーマをかけています。洗髪後は毎回トリートメントを行い、艶が出るスタイリング剤でケアしているそうです。
還暦を過ぎ、自分の時間を楽しめるようになった今は、InstagramやThreadsで大好きな革ジャンや、料理、飼っているヤギ、グレイヘアについて発信中。また、YouTubeチャンネル『一郎丸直子のNao’s gray graffiti』でも情報を届けています。

今後について「これからグレイヘアに移行したいと考えている方の背中を押すきっかけになり、グレイヘアを楽しんでいただけるような発信をしていければと考えています」と話していました。
素敵なヘアスタイルに憧れる声も多く、今後の発信にも注目が集まります。