仕事帰り…母から送られてきたメモ。→その内容に「笑ってしまった」「それは無理でしょ!」

仕事帰り…母から送られてきたメモ。→その内容に「笑ってしまった」「それは無理でしょ!」

今回お話を聞かせてくれたのは、30代の専業主婦・鈴木さん(仮名)です。
鈴木さんのお母様は、買い物をお願いする時に、いつも手書きのメモをスマホで撮影して送ってくれるのが日課だそうです。

そんなある日、鈴木さんが32歳の時、当時64歳だったお母様から届いたそのメモに、思わず首をかしげる“謎の一文字”が書かれていました。

メモにあったのは、たった一文字

「いつも通り、母から買い物メモの写真が送られてきたんです。その中の3番目に、ぽつんと『も』ってだけ書かれていて…」と鈴木さん。

ちょうど仕事帰りにスーパーへ立ち寄ったタイミングだった鈴木さんは、買い物かごを片手に頭をフル回転させました。

「『も』?え、藻?海藻系…?でも母が海藻を欲しがるなんて珍しいし…。もずく?いや、もずくなんて食べてるとこ見たことないし…」と、買い物どころではなく、鈴木さんの思考は「も」の正体探しに夢中に。

母に確認したら…まさかの答えが!

「間違いかもしれないけど、もし必要なものだったらちゃんと買って帰りたいし…」と悩んだ末、お母様に電話をかけるも、仕事中で応答なし。

そこでLINEで「買い物メモの3番目の『も』って何?」と送ってみることに。

しばらくして、返ってきたメッセージはたった一言。

「もやし」

思わず鈴木さんは、「それは無理でしょ!」と笑ってしまったそうです。確かに「も」ではあるけれど、まさかそれだけで「もやし」を連想するのは至難の業。

真相は…母のおっちょこちょい!?

後日、お母様に話を聞いてみると、「仕事行く前でバタバタしてて、思いついたものをどんどんメモしてたの。自分では『もやし』ってちゃんと書いたつもりだったのよ〜」とのこと。

なぜ「も」の一文字になってしまったのかは、お母様自身もよく覚えていなかったそうです。

「忙しいときって、ついこうなっちゃうのよね。でも『も』で通じなかったの〜?」と明るく笑い飛ばすお母様に、鈴木さんもつられて笑ったとか。

今では家族の笑い話に

実は、この「も」とだけ書かれた買い物メモの現物は、今でも実家の見える場所に飾られているそうです。

「母が横に『頭文字じゃ伝わらないよ!』って書き足しいて(笑)」と鈴木さんは楽しそうに話します。

もちろんこのエピソードはすぐに家族LINEで共有され、皆で大笑いしたそうです。「うちでは母のおっちょこちょい話は鉄板ネタなんです」とのこと。

そしてこの出来事以来、お母様の買い物メモには、頭文字だけの謎の記載は見られなくなったそう。

何気ない日常の中の小さな事件が、家族の記憶に残る大切な思い出となった「もやし事件」。鈴木さん一家にとって、今でも語り継がれる心温まるエピソードです。

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