保護犬を我が家に迎えるとき「うまく馴染んでもらえるかな…」と、不安になる人もいるのではないでしょうか。保護されたワンちゃんを迎え入れた@kumamaru_desuさんが、1ヶ月後の様子をInstagramに投稿すると「表情の変化が凄い」「名前がぴったり」「胸がいっぱい」「こんな可愛い子が」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
@kumamaru_desuさんに話を聞きました。
私が守りたい
動物病院で働いていた頃に、柴犬の保護犬である”くま丸くん”に出会った投稿者さん。

初めて出会ったとき、寂しそうな表情を見て特別な感情が湧き「私が守りたい」と思ったのだそう。
奇しくも、投稿者さんが動物病院を退職し、実家に帰るタイミングだったこともあり、一緒に連れて帰ることにしました。

両親が迎えに来てくれた車に乗り、実家に向かう車内の最初の頃は、投稿者さんが話しかけても、チラチラと見てくるだけで、警戒していた様子のくま丸くん。
しかし、後ろ座席で撫でながら笑顔で話しかけているうちに、少しずつ気を許してくれるように。だんだんと感情を出してくれるようになりました。
今ではすっかりヤンチャ坊主に
出会ったときは、静かな子だったというくま丸くんですが、投稿者さんと一緒に初めての経験をたくさん積み重ねていくうちに、少しずつ表情が豊かになっていったそうです。

くま丸くんが、散歩が好きなこと、水遊びが好きなこと、ドライブも好きで意外と物怖じしないことなど、たくさんの発見がありました。
そして、くま丸くんを迎えたことで家族の会話も増え、笑顔で過ごせる時間も増えたといいます。

今ではすっかりヤンチャ坊主ぶりを発揮しているというくま丸くん。
「好きなものは好き、嫌なものは嫌」とはっきりと表に出すようになったそうです。あまり好みでないおやつを渡したときは、とりあえず受け取って持っていきますが、気づくと、その辺に落としていた…ということもしばしば。
保護犬活動への思い
投稿者さんは「今のくま丸を見て思うことは、本当に出会えてよかったということです。初めは寂しそうな表情だったのが、家に来てたくさんの初めての経験をしたり、笑顔になってくれるのを実感して心から行動してよかったなと思いました」と話します。
続けて「まだ一緒に暮らしてそんなに月日は経っていませんが、これからもたくさんいろんなことを経験して、幸せでいて欲しいと心から願います」とこれからのことも話してくれました。

くま丸くんの変化をSNSで発信しようと思ったきっかけは「動物保護について多くの人に知ってもらえるきっかけになれたら…」という思いから。
元々猫の保護や譲渡活動をしていた投稿者さんは、くま丸くんと出会ったことで「いつか保護シェルターを作りたい」という思いがより強くなったといいます。
現在、かつておばあちゃんが住んでいた空き家を、保護シェルターにしようという計画も少しずつ具体的になってきたそう。
「実現には時間がかかるかもしれませんが、前向きに進めたいです」と思いを明かしてくれました。

SNSで多くの人から優しい言葉をかけてもらったり、散歩の途中でいろいろな人に声をかけられることが、嬉しいという投稿者さん。
新しい家族と出会うチャンスをつくる保護活動。一匹でも多くの大切な命を救い、新しい飼い主さんにつなげていきたいですね。