2016年3月、@sosovlog0406さんのお父さんは突然脳出血となり、意識不明に。一時は娘の顔すら認識できない状態でした。
字も書けない、読めない、腕は一生上がらないとまで言われていたお父さん。その後、リハビリをこなし、@sosovlog0406さんとバージンロードを歩くことができたのです。SNSで発信しているその動画には「父の表情こそがすべて」「最強の父さん」などのコメントが寄せられています。
今回は、@sosovlog0406さんにお父さんが脳出血になったときのことや、結婚式当日のことなどについて聞きました。
腕時計が壊れたとき…
お父さんが突然脳出血で意識不明になってしまったとき、@sosovlog0406さんは海外にいました。帰国するまで心配させないようにと@sosovlog0406さんの家族は考えていたため、お父さんが倒れてICUに入っていたことを知らされたのは、帰国後だといいます。

帰国してからいつ何が起こったのか、状態や病名をそのとき病院で初めてお母さんから聞いたという@sosovlog0406さん。しかし、とても不思議なことが起こっていたのです。
@sosovlog0406さんは出国前、腕時計を忘れたことに気づき、お母さんから修理したばかりの腕時計を借りました。それを海外で毎日身につけていたそうです。
ある夜、友達との食事中に、切れるはずのない部分が“ブチッ”と音を立ててちぎれ、腕時計が腕から落ちました。
その瞬間、なんとも言えない違和感というか、嫌な気持ちになり、すぐにLINEで「借りていた腕時計が、突然切れたんやけど…」とお母さんに連絡。しかし、いつもならすぐに返事があるのに、そのときは数日間返信がありませんでした。
実は、腕時計が切れた時刻とお父さんが倒れた時刻が、ほぼ同じだったのです。それを帰国後に知った@sosovlog0406さんは「かなり衝撃でした…」と話していました。
家族で乗り越えたリハビリ
お父さんは手術後、少しずつ回復し、リハビリに取り組むようになりました。
入院中、@sosovlog0406さんはお父さんと一緒に散歩をしたり、食べ残した病院食を食べたりしながら、家族みんなでいつもと変わらない雰囲気で、ゲラゲラ笑いながら楽しく過ごしていたそうです。
リハビリでは、@sosovlog0406さんの名前や簡単な単語、住所などもわからない状態だったため、1つずつ書いて覚えたり、見たり聞いたりしながら繰り返し練習を重ねました。
医師からは「目の一部が見えなくなる」「今後、両腕が上がらなくなる」と伝えられていました。実際に視野が欠け、腕も動きにくかったそうですが、1年ほどリハビリに通った結果、視野が回復し、腕も上がるようになるまでに回復したのです。

お父さんが一番素敵な笑顔だった結婚式
そして@sosovlog0406さんの結婚式では、一緒にバージンロードを歩くことができました。

@sosovlog0406さんは大学卒業後、すぐに親元から離れ、結婚してからも2~3ヶ月に1度程度両親に会っていました。そのため、結婚式の最初では特に何も思わなかったといいます。

しかし、バージンロードを歩いた瞬間、@sosovlog0406さんは幼いころのことを思い出しました。夜更かしして毎晩遅くまで働いて帰ってくるお父さんの膝に乗り、晩ごはんをつまみ食いしたり、おしゃべりしたり。狭い廊下でラグビーボールを使って遊んだりと、毎日たくさん遊んでくれた記憶です。
そのとき@Sosovlog0406さんは「毎日笑顔で過ごせている自分がいるのは、父のおかげだな」と、心からの感謝の気持ちになったといいます。
結婚式でのお父さんの様子は、親戚からも「本当に嬉しそうだった」と言われるほどだったそうです。
バージンロードの扉が開く直前「笑顔でね!」とお父さんに声をかけられた@sosovlog0406さんは「もしかすると、父がいちばん素敵な笑顔だった気がします」と話していました。

これからも笑顔が絶えない家庭を
今後について「笑顔が絶えない、楽しい家族でいたい」と話します。お父さんは@sosovlog0406さんの旦那さんのことも、息子のように可愛がってくれていて、とても仲がいいそうです。
「これからも家族や親戚みんなで、健康に、穏やかに、普通に楽しく過ごせたらいいなと心から願っています」と語っていました。
お父さんと@sosovlog0406さんの表情を見ていると、その幸せがよく伝わってきます。これからも健康で、笑顔の絶えないご家族でいてほしいですね。