おじいちゃんやおばあちゃんが、ふとした瞬間に見せる若々しい姿は、孫にとっては驚きと憧れを、そして我が子にとっては未来への目標を与えてくれることがあります。
そんな中、今回「体を鍛えようと思いました」と語るのは、30代で看護師として働くお母さん。
7歳のお子さんの前で、65歳のおばあちゃんが見せてくれたという、年齢を感じさせないパワフルな一面についてお話を伺いました。
体育の授業で習い始めた「跳び箱」
お話を伺った方のお子さん、アキちゃん（7歳）が、小学校の体育の授業で跳び箱を習い始めた頃のこと。
その日は、練習の一環として、人の背中を馬の代わりにして跳び越える「馬跳び」を、おばあちゃんの前で披露していました。
「ばあばは飛べる？」孫の無邪気な質問に、本気で応戦！
自分の番を終えたアキちゃんは、そばで見ていたおばあちゃんに、無邪気な顔でこう尋ねました。
「おばあちゃんは、これ飛べる？」
その問いに、おばあちゃんの心に火がつきました。気持ちはまだまだ若いおばあちゃんは「やってみようかね」と、おもむろに立ち上がったのです。
ひょいっと軽々！65歳の華麗な馬跳びに、孫も母も感動
お母さんは「もう65歳になる母が、まさか本当にやるとは」と、半信半疑で見守っていました。しかし次の瞬間、おばあちゃんは馬になった人の上を、ひょいっと驚くほど軽やかに飛び越えて見せたのです。
その華麗なジャンプに、アキちゃんは「おばあちゃん、すごい！」と目を輝かせて大感動。そして、一番驚いていたのは、娘であるお母さん自身でした。
「まさか、まだあんな風に動けるなんて思ってもいなかったので、本当にびっくりしました」
おばあちゃんの若々しい姿は、お母さんにとっても大きな刺激となったようです。 「子どもが大きくなって、本格的な体育を習い始めると、親がお手本を見せなければならない場面も出てきます。私も、おばあちゃんになってもあんな風に動けるように、今から体を鍛えておこうと心に誓いました」
おばあちゃんの見せた何気ない本気は、孫にとっては最高のヒーローのように映り、娘にとっては未来の自分を奮い立たせる、素晴らしいお手本となったようです。
このお話のように、おじいちゃんやおばあちゃんの意外な一面に驚かされた経験はありますか？