子どもが生まれる前と後とでは、生活が一変するもの。ときには、思い切った決断を迫られる場面もあるでしょう。@hrhrkz1978さんが「泣けますね」「25年前の今日、娘が生まれた」と、娘さんとのこれまでを振り返った写真をThreadsに投稿すると「親と過ごす時間は大事」「可愛らしい娘さん」「泣けます」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
娘さんとのこれまでについて、パパさんに話を聞きました。
3人の娘のパパ
現在47歳のパパさんには、25歳の長女さん、22歳の次女さん、21歳の三女さんの3人の娘さんがいます。以前、自衛官4年目で娘さんが生まれ、さまざまな思いを抱え、自衛官を退職しました。

現在25歳の長女さんは、コンサルティング会社に勤めながら一人暮らしをしています。そんな長女さんを思いながら、パパさんは今回の投稿をしました。投稿したのは、長女さんが2歳、4歳、そして21歳のときの写真です。

3枚の写真を見比べてみて「娘と笑顔で写真を撮れるようになったことが、何より嬉しいです。私の父は警察官で、父との写真はほぼなく、あったとしても父の笑顔はありませんでした」とパパさん。

自衛官としての日々、父としての想い
パパさんが自衛官だった頃、訓練で疲れて帰ってきても、長女さんの顔を見るだけで疲れも吹っ飛んだといいます。休日は顔を忘れられないために一緒に過ごし、家にいるときはオムツもミルクもできる限りお世話していました。訓練で腕の骨を折ったときは、長女さんをお風呂に入れられなかったなど、大変なこともあったとのこと。

しかし、長く家を空けると、長女さんがパパさんを「誰?」という表情で見ることもあったそうです。そこで、パパさんは「子どもの頃にあまり自分の父親と遊んでもらった記憶がないし、会話の記憶すらほとんどないほどでした。これじゃ娘も同じになってしまう」と考え、自衛官を退職しました。
「自衛隊は好きだが家族が大事」との思いがあったといいます。
娘の成長に驚かされた南アフリカ出張
その後、自動車会社に転職したパパさんは、南アフリカに4ヶ月出張に行く機会がありました。当時8歳になった長女さんは「お姉ちゃんだからしっかりしなくちゃ」という思いがあったのか、次女さんと三女さんが泣くなか、毅然とした様子で「行ってらっしゃい」と声をかけてくれたそうです。そんな長女さんの姿に「小さいながら度胸のある子だ」と思ったというパパさん。
そんな長女さんも、今では一人暮らしをする社会人に。パパさんが仕事で訪れると、観光地を案内してくれることもありました。
「これからも、家族でいろいろなところに旅行したい」と話すパパさんからは、娘さんたちへの深い愛情が伝わってきます。
パパさんの決断が、今のあたたかな家族関係につながっていることが伝わってくる、心あたたまるエピソードでした。