免疫の異常により甲状腺ホルモンが過剰に分泌される「バセドウ病」。
動悸や息切れ、手の震え、発汗、体重減少のほか、強い倦怠感や気分の落ち込みなどがみられることもあります。
バセドウ病と診断された@popochan__7さんは、思うような学生生活を送れませんでした。
これまでの5年間の思いと、今後の目標について聞きました。
バセドウ病と診断「どうして自分ばかり」という気持ちに
ある日、血液検査の後、医師から「甲状腺の数値に異常があります」と連絡を受け、専門病院を受診。精密検査の結果、バセドウ病と診断されます。病気がわかったのは2025年、高校2年生のときでした。

病名を聞いたときショックを受け、病院の外に出た瞬間泣き崩れてしまったという@popochan__7さん。もともと起立性調節障害もあり、朝起きられない日や頭痛、倦怠感が続いていました。そのため「どうして自分ばかり」と思い詰めてしまったこともあったといいます。

“当たり前”が遠かった5年間
体調不良は中学生の頃から続いていました。月の半分以上を欠席し、登校できても昼頃からという日も少なくありませんでした。
高校も全日制から通信制への転入を経験。そのため、中学3年間と高校2年生までの約5年間、教室で学び、友人と過ごす日々を思うように経験できませんでした。
当時を「学校に行けない日は昼頃に起き、何もできないまま一日が終わってしまうこともあった」と振り返ります。
「私は私」と言い聞かせながらも、憧れていた高校生活を送れないことに強いもどかしさを感じていました。
病気と向き合いながら続けた高校生活
通信制に転入後も、卒業に向けて学業を続けました。外出が続くと翌日に強い倦怠感が出て、起き上がれないこともあり、出席日数や単位の取得には苦労したといいます。
それでも、学校が補講の機会を設けてくれたおかげで、無事に単位を取得できました。
病気と学業を両立する中で支えとなったのは父の存在でした。電車の時間を調べて送ってくれたり、駅まで車で送迎してくれたりと、常に寄り添ってくれていたそうです。

そんな日々を経て、@popochan__7さんは今春、四年制大学へ進学します。これまで思うように送れなかった学生生活を、今度こそ楽しみにしていると明かしています。
この5年間を経て、大学生活に備え、できるだけ外出して体力を保つよう心がけているそうです。
以前は数ヶ月ほとんど外に出られない時期もありましたが「周囲のペースについていけるように」と日々努力を続けています。
夢をあきらめない理由
@popochan__7さんはSNSを通じて、同世代や同じように病気と闘っている人たちへ「病気があっても、あなたは他の人と変わらない、他人と自分を比べて落ち込まないでほしいです」とメッセージを送ります。
自身の経験から、病気があると行動範囲が制限されることやできないことが増えて、周りと比べてしまうこともあり「自分だけできないことが多い気がしてつらかった」と振り返ります。
一方、持病があっても、それだけで人として違うわけではありません。

@popochan__7さんも外に出て遊んだり、TikTokを撮ったりプリクラを撮ったりするのが好きで、それは周りの高校生と変わりません。そこで「自分ができないことばかりに目を向けて、落ち込まないでほしい」と語ります。

「やりたいことはたくさんあります」と話す@popochan__7さん。今後はSNS活動を続けながら知名度を高め、洋服好きが高じてアパレルブランドを立ち上げることが目標です。

さらに「大変かもしれないけれど、アイドルにも挑戦してみたい」とも語ります。強い思いを胸に「夢をかなえたい」と話してくれました。
病気と向き合いながらも目標を持ち、挑戦を続ける@popochan__7さん。
これからどのような一歩を重ねていくのか、その歩みに注目が集まりそうです。


