40代・会社員の佐川さん(仮名)は、仕事を終えて帰宅し、慌ただしく夕食の支度をしていた最中に義母から届いた一通のLINE──「お米はありますか?」。
タイミングの良さに、思わず声が漏れたといいます。
受け継がれる「お腹いっぱい食べさせたい」の思い
義母の“お米チェック”には、義祖母の教えが息づいています。
「たとえ高級なものでなくても、子どもにはいつもお腹いっぱい食べさせてやるべき」。
その温かな言葉が世代を超えて今も受け継がれているのです。
価格高騰の今、救いの一通
今年はお米の流通量が減り、価格も高騰気味。
ちょうど米びつが寂しくなり始めていた頃だったと佐川さんは振り返ります。
「シンプルに“助かる!!!”ってスマホに向かって叫びました(笑)」 家計と食卓を丸ごと支えてくれる通知音に、心から安堵した瞬間でした。
感謝が呼ぶ“定期お米チェック”
その後、感謝の気持ちを熱量高く伝えたところ、義母からは定期的に「お米はありますか?」と確認が入るように。
「またお米チェック来た!」と密かにガッツポーズする佐川さん。
頼もしさと温かさが同居する、うれしいルーティンになっています。
七文字に込められた家族のやさしさ
通知欄に並ぶわずか七文字。
しかし、そこには世代を超えて受け継がれる家族の思いと「毎日お腹いっぱいでいてほしい」という力強い願いが詰まっていました。
忙しい日常の中でも、ふと心が温まる。
今日も“お米ありますか?”が、佐川さん一家の食卓をそっと支えています。