明るく笑って過ごす家族の姿を見ると、多くの人が元気をもらえるでしょう。ダウン症の娘さんとの生活を動画で配信している、ふーちゃんファミリーさん(@Fuchan21t)が、娘さんとパパさんの会話をTikTokに投稿すると「やりとりが面白い」「大爆笑」などのコメントが多く寄せられ、話題になっています。
今回は、投稿者であるパパさん(@Fuchan21t)に、当時の様子と動画配信に込める思いを聞きました。
パパは38歳の小学生!?
ダウン症について、知ってもらうきっかけをつくりたいという思いから「ダウン症ふーちゃんファミリー」というチャンネル名で、動画配信をしているご家族。
この日、パパさんは当時11歳だった娘さんが宿題をしている様子を撮影していました。

宿題をしながら突然、思いついたように「なあなあ、パパ、私、中学生になったらさびしい?」と話しかけてきた娘さん。
「大きくなったら寂しいな」と、パパさんは答えます。

すると突然「パパは今何歳?」と質問されました。
「38歳」とパパさんが答えると、すかさず「今、何年生?」という質問が飛んできたのです。
「へ…?」と、一瞬言葉を失ったパパさんに、娘さんは「パパも中学生になったら宿題しないとね」と畳みかけるような謎の発言をしました。どうやら娘さんは、パパさんを小学生だと勘違いしていたようです。

「小学生も、中学生も、高校生も終わっているよ」と説明するパパさんに「今は?」と尋ねる娘さん。
「仕事してるよ」と答えると「頑張ってるね~」と、娘さんに上から目線の激励をかけられたパパさんは「これからも仕事頑張ろうと思えました」と、笑いながらも嬉しかったようです。

投稿に寄せられたコメントに、パパさんは「こんなにも再生されて、コメントを頂けるとも思っていなかったのでビックリしました。親としてもとても嬉しく思いました。DMの方にも、ダウン症の見方が変わったなどと言って頂けて、とても温かい気持ちになりました」と語ります。
パパを小学生だと勘違いしていた理由とは?
動画を撮影した後「どうしてパパに何年生か聞いたの?」と尋ねると、娘さんは「毎朝ママが作ったお弁当を持って出かけ、家にいるときはいつも子どもたちと遊んでばかりいるから」だと言いました。
さらに、娘さんにママさんについて聞いてみると「毎日家のご飯とか作ったりしているから、小学生じゃないに決まってるやん」とのこと。
娘さんは、日ごろから頭で思っていることを口に出すタイプだといいます。母の日に「お尻から産んでくれてありがとう」と言ったり、お店の店員さんに「可愛いね、お顔が」と言ったり、恥ずかしがらず言葉に出来るのは、親から見てもすごいと、パパさんは感心しているそうです。
今後については「ダウン症だから出来ないだろうと思わず、いろいろな経験をしてほしい」と、娘さんへの想いを話してくれました。
これからも、娘さんを全力でサポートする姿を発信し、たくさんの人に笑顔を届けてほしいですね。