赤ちゃんが泣いていると、「何かしないと!」と考えるのは人間も犬も同じようです。
生後2か月の赤ちゃんが泣いているところにおもちゃを持っていく豆柴。「これ使って!」とばかりにグイグイ渡そうとしています。この動画がInstagramで67万回以上再生されるなど話題になっています。「これ人間が見習わないと、相手を尊重すれば、こーなりますよね」「自分のおもちゃをかしてあげたいのねー。お利口さんだし、泣けてきちゃう」など犬の優しさに感動したというコメントも寄せられています。飼い主の10.mameta.10さんに話を聞きました。

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この犬は「まめた」、現在3歳だそうです。最初は男の子を迎えるつもりで、名前を「まめた」に決めていました。パパがブリーダーさんのところで一目惚れしたのがまめたで、女の子でしたがそのまま「まめた」という名前にしたそうです。飼い主さんの家には、動画の中で泣いている生後2か月の赤ちゃん(以後、弟)がいます。

小さい頃のまめた(10.mameta.10さんより提供)

ー動画では泣いている赤ちゃんにおもちゃをあげているように見えますが、まめたは何をしているのでしょうか。
泣いてから来たのではなく、弟を大歓迎している瞬間です。あの時は、弟が家に来て数日で、「一緒にこれで遊ぼう」ってことだったのかな?と思ってます。おもちゃは受け取らなかったので、その後も、まめたがずっとくわえてフガフガ言ってました。ただ、いつもではないですが、「なんか普段と違うぞ?」って時は何か持ってきてくれることが多いです。

『一緒に遊べるようになるのが楽しみだね』(10.mameta.10さんより提供)

まめたが、動画の中で持ってきていた鳥のおもちゃは、以前のお気に入りで、今一番好きなおもちゃは弟の靴下だそうです。

ー弟が家にやってきた時のまめたはどんな様子だったのでしょう。
大興奮で2、3日は、弟が見えるとヒコーキ耳で尻尾をふっていました。退院して久々に会ったママよりも「弟!弟!」って感じでした。弟は、なんのことやらで寝てました。

ー弟が家に来たばかりの頃と今とで、まめたの弟に対する様子は、どんな風に変わりましたか。
興奮はしなくなり、なにかあると「大丈夫?」と心配そうに遠くから見つめていたり、おもちゃをくわえて近寄ってきたり優しくしてくれています。お出かけ後の弟の靴下は毎回まめたが脱がしてくれてます。まださせないようにしてるんですが、お顔を舐めようともしてくれます。

ーInstagramでこの動画の反響がありましたが、どう感じましたか。
こんなに沢山の反響があり驚く反面、わたしたちにとっても大切な瞬間だったのでこんなに温かいお言葉をいただけてとても嬉しいです。今後もまめたとべびた(弟)の成長を見守っていただければ嬉しく思います。

2人の事を「とにかく健康に仲良く育ってくれれば」と話す飼い主さん。新生児期の育児のサポート役としてまめたは活躍してくれそうです。

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