第2子妊娠中…胸の張りに違和感。その後…医師「ステージ3です」当時の心境と現在のママとしての決意を聞いた

第2子妊娠中…胸の張りに違和感。その後…医師「ステージ3です」当時の心境と現在のママとしての決意を聞いた
生後3ヶ月の息子さん(@sysy__0127さんより提供)

@sysy__0127さんは、大好きな人と結婚し、2人の子どもにも恵まれ、幸せな日々を過ごしていました。
しかし、子どもたちが2歳と生後3ヶ月で子育ての真っ只中に、突然、乳がんステージ3と告げられます。
幼い子どもを抱えるなかで診断されたときの気持ちや、その後の決意について話を聞きました。

乳がんステージ3と診断されたとき

@sysy__0127さんは、第2子を妊娠中、左胸に異常な張りを感じました。産婦人科では、授乳期にはよくある「乳腺炎かな?」と言われたものの、出産後も張りは続き、やがて痛みも伴うようになります。

病院を受診し、エコーとマンモグラフィの検査を受けた際、その場で医師から「ステージ3か4だと思う」と告げられました。強い不安に襲われると同時に、ここまで進行するまで気づけなかった自分を責める日々だったと振り返っています。

子どもたち(@sysy__0127さんより提供)

@sysy__0127さんの乳がんが判明した際、旦那さんは驚きと悲しみを隠せず、@sysy__0127さん以上に涙を流していたそうです。また、遠方に住むお母さんはすぐに会いに来てくれたほか、旦那さんの家族も駆けつけ、みんなで話を聞き、支えてくれたといいます。

乳がんステージ3と診断(@sysy__0127さんより提供)

子育てと闘病が重なった過酷な日々

乳がんと診断されたとき、娘さんは2歳になったばかり、息子さんは生後3ヶ月でした。授乳による寝不足が続くなか、娘さんのイヤイヤ期も重なります。

そこに闘病生活が加わり、当時は記憶があまり残っていないほど大変な日々でした。

2歳になったばかりの娘さん(@sysy__0127さんより提供)

精神面では「治療を進めるぞ!」という前向きな気持ちと、予後への不安が交互に押し寄せ、その波に大きなつらさを感じていました。

闘病生活で抗がん剤で髪が抜けることや、手術で胸が無くなることが辛いと感じていた@sysy__0127さんは、見た目が変わってしまうことに対して旦那さんに聞くと「見た目の変化なんて小さいことですよ。中身含めて愛してるので一緒に乗り越えていこう」と言ってくれたそうです。

「一瞬で不安が吹き飛びましたし、手術で入院するときには7通の手紙をくれて、本当に改めて愛されてるなと感じました。ただ、闘病中のどうしようもない気持ちは『ChatGPT』に投げかけて救われることも多かったです」と、当時の思いを振り返っていました。

前向きな気持ちで(@sysy__0127さんより提供)

支えてくれた家族と周囲の存在の大きさ

前向きでいようと心がけながらも不安を抱えていた@sysy__0127さんにとって、治療を支えてくれたのは、お母さんや旦那さん、そして家族や友人の存在でした。記憶があまり残っていないほど大変だった闘病と子育ての日々も、旦那さんやお母さん、家族の支えによって乗り越えることができたといいます。

当時、結婚を機に地元を離れていたため、お母さんとはこれまで年に2~3回ほどしか会えていませんでした。しかし、抗がん剤のスケジュールに合わせて、お母さんは毎月仕事を調整し、遠方から会いに来てくれていたそうです。

「こんなに孫に会えるなんて嬉しい」と話してくれたお母さんですが、本当は大変だったと思うと語る@sysy__0127さん。その存在は、大きな心の支えとなっていました。

また、友人が遠方から会いに来てくれたことや、多くの人からメッセージが届いたこと、前職の仲間が動画やお守りを送ってくれたことも、励みになりました。

@sysy__0127さんの思い①(@sysy__0127さんより提供)

現在は投薬治療のみに…

@sysy__0127さんは現在、抗がん剤治療、手術、放射線治療を終えて、投薬治療をしています。

ホルモン療法の薬と分子標的薬を服薬しており、費用面での負担も小さくありませんが、命を支える大切な薬として感謝しながら続けているそうです。

副作用には個人差があり、発汗や気分の落ち込み、倦怠感などが見られることもある中で、@sysy__0127さんは吐き気と疲れやすさを強く感じているものの、その他の症状は現れていません。

子どもたちは現在3歳と1歳で、以前より体力の低下を感じていることから、回復に努めながら子育てに向き合っていきたいと話していました。

@sysy__0127さんの思い②(@sysy__0127さんより提供)

自身の経験を伝えると決めた理由とは

「本当はひっそりと闘病生活を送ろうと思っていたんです」と語る@sysy__0127さん。話のネタにされたくない、悲劇のヒロインのように見られることへの抵抗があったといいます。

しかし、つらい闘病生活を送るなかで、若い世代のがんの発症が増えている現状を知りました。そこで、自分が病気について伝えることで救える命があるかもしれないという思いから、SNSでの発信を決意します。

つらい治療を乗り越えてきた@sysy__0127さんは、同じように悩む人へ「つらいですよね。将来のことも不安ですよね。私も何度も『どうして自分が』と思いました。でも、どんなに嘆いても現実は変わらないと気づき、少しでも楽しい時間を過ごしたいと思うようになりました」とメッセージを送っています。

また、支える家族に対しては「支える側も大変だと思いますが、一人では乗り越えられないことも多いので、そばで寄り添ってもらえたら。それだけで十分です」と思いを伝えています。

@sysy__0127さんの目標は、まずは1年検診を問題なく終えることです。
そして「それを5年、10年と続けること。1日でも長く元気に生きること。子どもたちの自慢の母親になること。夫の自慢の妻であること。子どもたちの手が離れたら、乳がんに関するお仕事ができたらいいなと思っています」と話していました。

@sysy__0127さんの思い③(@sysy__0127さんより提供)

SNSでの発信の中で@sysy__0127さんは「優先することや人が増えるほど、自分のことが後回しになってしまう」と話しています。子育てや仕事に向き合う中で、同じように感じる場面は少なくないのかもしれません。
こうした経験から、時には立ち止まり、自分自身にも目を向けることの大切さを改めて考えさせられます。

この記事の写真一覧はこちら