ワンちゃんや猫ちゃんと過ごすと、言葉や仕草に思わずクスッと笑ってしまうことがあるでしょう。
@bohovibes.jpさんが、娘さんのサンダルをボロボロにしてしまった“かわいい犯人”をThreadsに投稿すると「芸術点が高い」「自爆w」「許してあげてw」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
このときの様子について、ママさんに話を聞きました。
ボロボロになった娘さんのサンダル
11歳の娘さんは、タイの離島にある現地校に通う小学6年生。タイ人のパパさんと日本人のママさんの間に生まれた子です。
タイの学校では保護者が送迎する決まりがあり、帰宅すると犬たちがバイクの音を聞きつけて山や軒下から出てきて迎えてくれるのが日課。
この日は、留守中にテラスに脱ぎっぱなしにしていた娘さんのサンダルが、家の前でボロボロになって落ちていました。娘さんが「あーっ!」と言った瞬間、出迎えに来ていた犬たちは何かを察します。
「サンダルぼろぼろにしたの誰!」と娘さんが声を上げると、4匹のうちブンマーちゃんが目を開けたままコロンと倒れ、後ろにいたブンムーちゃんは知らんぷり。
そんな犬たちの様子に「すぐに犯人が分かりました」とママさんは話します。


地域犬たちとのユニークな日常
犬たちは地域犬で、ママさんたちの住むエリア一帯を縄張りにしています。名前はママさんたちが呼んでいるもので、ほかの家ではまた違う名前で呼ばれているのだとか。
兄弟犬と親犬を含め、常駐メンバーは5匹。
サンダルをボロボロにされた娘さんですが、怒ることはなく、驚きつつもブンマーちゃんが倒れる姿に胸をキュンとさせていたそうです。

そんなブンマーちゃんは、とてもユニーク。体は大きいものの、とても優しいといいます。

ブンマーちゃんは別のイタズラでネットニュースになったことも。留守中に段ボールをズタズタにして遊んだあと、それをベッドにして熟睡していたといいます。
「毎回怒る間もなく笑っちゃいます」とママさん。みんなからかわいがられているブンマーちゃんの様子が伝わりますね。

島全体が犬と共に暮らす環境
ママさんたちが住む島は、どこに行っても何をしていても犬がいる環境。ママさんの子どもたち3人は、小さい頃から犬が大好きで、出かけた先で会う犬たちともすぐに仲良くなるとのこと。
「日本のみなさんからは信じられない環境だと思います。私の投稿にも心配のコメントが寄せられることがありますが、襲われたり噛まれたりしたことは一度もありません。子どもたちが犬の習性を理解して嫌なことはしません。そして犬たちが繋がれていないため、社交的でない犬は寄ってこず自然と離れていくからかなと思います」
島では、飼い犬も飼い主のいない犬も基本的に放し飼い。島には獣医さんが1軒あるだけですが、ボランティア団体が飼い主のいない犬の病気やけがの治療をしてくれています。
避妊去勢・狂犬病の予防接種も行い、朝夕とご飯をあげて回ることも。島の犬たちは飼い主がいるいないにかかわらず全体的に満たされていて陽気で穏やかなようです。
とても微笑ましい娘さんとブンマーちゃんでした。たくさんの犬たちが伸び伸びと暮らす環境も素敵ですね。

