子ども服をドッグウェアに簡単リメイク 愛犬と一緒に充実セカンドライフを

子ども服をドッグウェアに簡単リメイク 愛犬と一緒に充実セカンドライフを
トイプードルのきなこちゃんお気に入りの一着。デニムワンピースをリメイクし、はぎれの布でスカートのギャザーを再現 ※寺田さん提供

「きょうも可愛い洋服ね」
そう褒められて嬉しそうにしっぽを振るのはトイプードルのきなこちゃん。毎日身につけている洋服は飼い主の手作りで、そのほとんどが子ども服をリメイクして作られたものだ。愛犬のために服作りを始め、ドッグウェアのオンラインショップも開設するなど、愛犬とともに第二の人生を満喫する飼い主の寺田善好(てらだよしこ)さんに話を聞いた。

リメイクなら気軽にドッグウェア作りに挑戦できる

飼い主さん…なこちゃん
飼い主さん…なこちゃん

きなこちゃんが寺田さんの家にやってきたのは2018年の夏。寺田さんの3人の子どもが就職や進学で家を出たことを機に、以前から切望していた犬との生活をスタートさせたそうだ。

「きなこが来て初めて迎えた冬、きなこが寒さでブルブル震えていて、何か着せなきゃと急いで服を作ったのがきっかけです。初めての作品は、使わなくなったマフラーを切ってボタンを付けただけの筒状のもので、着せると窮屈そうでした(笑)」

服作りを始めた頃はイメージ通りにいかなかったという寺田さん。初心者でも可愛く服を作れる方法はないかと考え、辿りついたのがリメイクだった。

「たまにリサイクルショップに行くのですが、子ども服売り場を通りかかった時にひらめいたんです。ペットショップで売っている服は高いから手作りをしたい。けれどイチから学ぶほど本格的じゃなくていい。既製品の子ども服なら、おおざっぱな私でも気軽にドッグウェア作りに挑戦できるのではないかと思いました。中古だと100~200円なので惜しみなく使えますしね」

服選び
服選び

リサイクルショップや100円ショップはアイデアの宝庫

子ども服からドッグウェアにリメイクするのに一番簡単なのは、夏用のワンピースだそうだ。実際に作り方を教えてもらった。

【準備するもの(首回り23cm・胴回り43cm・胴丈33cmの小型犬の場合)】
・袖なしの子ども用ワンピース(小型犬:80~90cm推奨)
・胴回り用の布(12cm×20cm)2枚
・首回り用の布(8cm×12cm)1枚
・胴回り用マジックテープ(3cm×8cm)2枚1組
・首回り用マジックテープ(2cm×5cm)2枚1組

(1)ワンピースの正面と背面をわけるように半分に切る。

How
How

(2)好みのサイズやかたちになるようにスカートの裾を整える。

How
How

(3)胴回りの布(12cm×20cm)2枚、首回りの布(8cm×12cm)1枚を半分に折り、端をそろえて縫う。

How
How

(4)ワンピース本体に(3)の布を縫いつける。

How
How

(5)胴回りの布2枚、首回りの布、ワンピースの本体(首回りの布の対になる部分)に大きさの同じマジックテープが対になるよう縫いつける。
※マジックテープのフック面(ちくちくする面)は犬の肌に当たらないように下側となる布に縫いつける

How
How

(6)完成!

完成
完成

また、100円ショップや手芸センターのはぎれコーナーのアイテムを、材料や装飾品に活用するのも、寺田さんの服作りのポイントだ。冷却用のひんやりタオルで夏用のドッグウェアを作ったり、はぎれコーナーで安く手に入れた布でギャザーやリボンを作ったりと、工夫を凝らしいろんなアレンジを行っている。

はぎれから…リルに変身
はぎれから…リルに変身

愛犬のおかげでできた人との繋がりと新たなやりがい

「新作の服を着せてお散歩に行くたびに、お散歩仲間に服を褒めてもらったり、『その服どこの?』と、作った服をきっかけに新たに人との繋がりができたりしました」

夕暮れ時の散歩
夕暮れ時の散歩

知人や行きつけのドッグサロンからの勧めもあり、2019年からはネットショップの開設やドッグサロンでの展示も始めた寺田さん。型紙を使って一枚の布から本格的に作るようになったことで、創作の幅が広がった。

「犬にも飼い主さんにも喜んでもらえるようなドッグウェア作りを心がけています。例えば、足の悪い犬には脱ぎ着しやすいマジックテープで止めるタイプの服を作るとか。飼い主さんも楽しめるように、50種類以上の生地から好きな柄を選んでもらったり、犬の服と同じ柄のマスクも作って一緒にお渡ししたりしています。リピートしてもらった時は本当に嬉しかったですね」

マスクとドッグウェア
マスクとドッグウェア

愛犬の存在をきっかけに、新たな生きがいや人との繋がりができた寺田さん。
「次はきなこの散歩中に拾った枝や木の実でリース作りに挑戦しようかな」
そんなふうに笑う寺田さんの創造力と、きなこちゃんがもたらす活力があれば、これからも無数の楽しみが生まれるだろう。

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