突然苦しくなり目が覚めた産後3日のママ その後救急搬送されたまさかの理由に「お産は命がけ」「泣いてしまいました」

突然苦しくなり目が覚めた産後3日のママ その後救急搬送されたまさかの理由に「お産は命がけ」「泣いてしまいました」
産後3日目、緊急搬送に(@kyo.daysさんより提供)

産後3日目で、翌日には退院を控えていたママさん(@kyo.days)は、突然、強い胸の痛みと息苦しさで目を覚まします。

それはこれまでに経験したことのないほどの痛みと苦しさで、ママさんは産院から大学病院へ緊急搬送されました。突然の発症だったことに驚きを隠せなかったといいます。

今回は、病気と診断されたときの思いや、その後の経過について話を聞きました。

搬送後、診断された病名は…

ママさんは大学病院に搬送された後、心電図・心臓超音波検査・胸部レントゲン・血液検査を受けました。心電図や心臓超音波検査、胸部レントゲンでは異常は見つかりませんでしたが、血液検査の結果から心臓にダメージを受けている可能性が判明。

原因を詳しく調べるため緊急で心臓カテーテル検査を受けたところ、心臓の血管の壁が裂けていることがわかり、「特発性冠動脈解離(SCAD)」と診断されました。

医師からは、血管が自然に回復する可能性が高いため、手術は行わず慎重に経過を見ていく方針だと説明を受けたと話します。

産後3日目、緊急搬送に(@kyo.daysさんより提供)

発症直後は再発や急変の可能性もあることから、そのまま入院することになりました。しかし、入院中の血液検査で心筋ダメージを示す数値が下がり始めていることが確認され、退院することができました。

ママさんは「特発性冠動脈解離」と診断されたとき、初めて聞く病名だったこともあり、「私はまた子どもたちに会えるのだろうか」と大きな不安に襲われたといいます。同時に、「なぜ自分が?」という思いも浮かびました。

「特発性冠動脈解離」との診断(@kyo.daysさんより提供)

特に持病もなく、出産時も大きなトラブルはなく、翌日には産院を退院する予定だったというママさん。そんな中で病気と診断されたことは、まさに青天の霹靂だったのです。

また医師からは、「特発性冠動脈解離」は典型的なリスク因子がなくても突然発症することがある非常にまれな病気で、妊娠・出産をきっかけに発症するケースもあると説明を受けたことも明かしてくれました。

ママさんの容態の変化にパパさんと長男くんは…

突然のママさんの容態の変化に、パパさんは「現実に起きていることとは思えなかった」と話していたそうです。パパさんは出産後毎日、長男くんを連れて産院へ面会に訪れており、発症当日の朝も「明日、お家に帰れるね」と話していました。

それだけに、その数時間後にママさんが救急搬送されたことは、あまりにも突然で信じがたい出来事だったと振り返ります。

出産と大学病院での入院により、ママさんと会えない日が続いた長男くんは、「自分にできることはないかな…」と考えながら過ごしていたそうです。

長男くん(@kyo.daysさんより提供)

ママさんが大学病院を退院するまでの間は、産院の厚意で今回生まれた次男くんを預かってもらっていましたが、長男くんは弟のことを気にかけ、毎日産院へ会いに行っていたようです。

また、ママさんが妊娠中から食べるのを楽しみにしていたドーナツを「ママに届けてあげよう!」とパパさんに提案してくれたこともあったのだとか。しかし、大学病院では子どもの面会ができなかったため、パパさんが長男くんの気持ちと一緒に病室までドーナツを届けてくれました。

ママさんは5日間の入院を経て、ようやく家族と再会することができました。
「子どもたちの元へ帰りたい」という思いだけを支えに入院生活を送っていたというママさん。そのため、再会できたときは「言葉にならないほど安心した」と振り返ります。

5日間の入院を経て(@kyo.daysさんより提供)

長男くんには妊娠中からたくさん心配や我慢をさせてしまっていたこともあり、「出産したら思い切り甘えさせてあげよう」と思っていた矢先の出来事でした。
「寂しい思いをさせてしまったことが申し訳なかった」と感じていたママさんは、長男くんと再会した瞬間、涙があふれたそうです。

久しぶりにママさんと会えた長男くんは、いつもと変わらない笑顔で迎えてくれたといいます。荷物を持ってくれたり、体調を気遣う言葉をかけてくれたりする長男くんの優しさに、胸がいっぱいになった当時を振り返っていました。

ママさんの現在の生活と長男くんの成長

ママさんは、裂けた血管が回復するまでには時間がかかるため、現在も外来で経過観察を続けています。胸の痛みが残っていることから、再発のリスクを減らすためにも心臓に負担のかかる行動は控え、無理をせず、自分の体と向き合いながら日々を過ごしています。

優しい長男くん(@kyo.daysさんより提供)

ママさんと次男くんが自宅に戻ってからは、次男くんにミルクをあげたり、抱っこをしたり、泣くと真っ先に駆け寄って優しく声をかけたり、おむつが濡れていないか気にかけたりと、長男くんはとても頼もしいお兄ちゃんになっていたとのこと。

「ついこの前まで赤ちゃんだった長男が、いつの間にかこんなにも頼もしく成長していたことに驚くと同時に、とてもうれしく感じています」とママさんは語っていました。

家族4人で穏やかな日々を過ごすことが何よりの幸せ

今回の経験を通して、ママさんは改めて「出産は命がけ」だと実感したといいます。

「無事に出産を終えられることも、その後、家族と一緒に毎日を過ごせることも決して当たり前ではありません。何気なく過ごしていた日々こそが、かけがえのない幸せであり、とても尊いものだったのだと改めて気づかされました」と話します。

出産は命がけ(@kyo.daysさんより提供)

ママさんが今回の出来事をSNSで発信しているのは、「何かおかしい」「いつもと違う」と感じる症状があれば、我慢したり無理をしたりせず、早めに医療機関へ相談してほしいという思いからです。

実際にママさん自身も、産後の経過に大きな問題はなかったものの、数日後に突然容体が急変しました。また、心電図・心臓超音波検査・胸部レントゲンでは異常は見つからず、血液検査によって病気が判明しています。

「もしあのとき、産院から大学病院へ連携されず、詳しい検査を受けられていなければ、診断が遅れ、命に関わる状態になっていた可能性もあったかもしれません」と振り返ります。

さらに、出産を終えたお母さんたちへ向けては、「生まれてきた赤ちゃんを大切にするのと同じように、自分自身の体や心の変化にも目を向け、自分のことも大切にしてほしい」と呼びかけていました。

今後については、特別なことを望むというよりも、新しく家族に加わった次男くんを含めた4人で、これまでと変わらない穏やかな毎日を過ごしていきたいと話します。

「みんなで食卓を囲み、長男の幼稚園での出来事に笑い合い、次男の成長を家族みんなで見守る。そんな穏やかな日々を家族4人で積み重ねていけることが、今の私にとって何よりの幸せです」と語ってくれました。

今回の投稿には、「お産は命がけ」「泣いてしまいました」といった声が寄せられています。

産後は体調の変化があれば早めに医療機関へ相談することの大切さを伝えるとともに、何気ない日常がどれほどかけがえのないものかを改めて感じさせてくれるエピソードでした。

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