子どもが小学生になると、交友関係がぐっと広がり、親の予想しない「突然のハプニング」が起きることも少なくありません。
「今日、友達が急に泊まることになった」
――そんなシチュエーション、明日は我が身という子育て世代の方も多いのではないでしょうか。
今回は、ある日突然の“お泊まり会”を迎えることになった、30代のパート勤務の女性(小5の娘の母)の体験談をご紹介します。
「今日、うちに泊まってもいい?」突然の提案に頭が真っ白に
それは、小学5年生の娘さんが習い事を終え、お友達と遊んでいた日の夕方のことでした。
いつも通り少し遊んで帰ってくるかと思いきや、娘さんたちは「まだ一緒にいたい!」と大盛り上がり。
すると、相手のお母さんから「もし大丈夫なら、今日はお宅に泊まらせてもらってもいいですか?」と連絡が入ったのです。
普段から「何事も事前にしっかり準備しておきたいタイプ」だという女性は、本当に突然の提案に、頭の中が真っ白になってしまったといいます。

普段は家族の分しか用意していないため、ご飯のボリュームが足りるかどうかが一気に心配に。
さらに、来客用の布団もすぐに使える状態ではなく、お風呂の順番やパジャマの貸し出しなど、細かい問題が次々と頭をよぎり、かなりのパニック状態に陥ってしまったそうです。

完璧を目指さない!カレーの増量と毛布の工夫で「特別感」を演出
そこで女性は、
「完璧におもてなししようとせず、子どもたちが楽しんでくれればそれでいい」
と、思い切って気持ちを切り替えることにしました。


夕飯は、冷蔵庫にあった材料をかき集めて急きょカレーを増量。
足りない寝具は、家にある来客用布団と毛布を工夫して組み合わせることで、なんとか寝る場所を確保しました。
さらに、近くの店でお菓子やジュースを少し買い足し、あえて「特別感」を演出したところ、これが子どもたちに大ヒット。
娘さんもお友達も最初から大興奮で、まるで秘密基地にいるかのようなテンションのまま、寝る直前まで楽しそうにおしゃべりを続けていたといいます。
普段の学校生活では見られないような、無邪気に笑い転げる姿を見て、女性も「本当に楽しみにしてたんだな」と、バタバタしながらも微笑ましい気持ちになったそうです。

しっかり者のお友達の振る舞いが、娘にとっても良い刺激に
楽しい夜が明け、翌朝お友達が帰る際、女性が思わず感心させられる場面がありました。
そのお友達は、帰る前に自分から「急だったのに泊めてくれてありがとうございました」と、きちんとお礼の挨拶をしてくれたのです。
それだけでなく、自分が使った毛布を畳もうとしたり、朝食の食器を運ぶのを手伝ってくれたりしたといいます。


そのしっかりとした振る舞いは、女性の娘さんにとっても良い刺激になった様子で、お友達の真似をして進んで片付けをする姿が見られたそうです。
事前準備がなくても「意外となんとかなる」
当日は親としてかなり慌ただしい時間を過ごした女性ですが、今振り返ると、あれは本当に楽しい思い出だったと感じているそうです。

娘さんは今でも「あの日、楽しかったよね」と笑顔で話すことがあるそうで、親子にとって忘れられない、子ども時代の1ページになりました。
「事前に準備ができていなくても、意外となんとかなるものだな」と思えたことは、女性にとっても大きな気づきになったといいます。
もし皆さんの元にも、ある日突然「お泊まり」の打診が来たら、完璧を目指そうとせず、カレーや毛布の工夫で“特別感”を楽しんでみるのもひとつの手かもしれません。


