白い捨て猫を保護して大切に育てたら…→3年後の姿に「こんなことあるんですね」「予想を遥かに超えてきた」

白い捨て猫を保護して大切に育てたら…→3年後の姿に「こんなことあるんですね」「予想を遥かに超えてきた」
最初は白かった毛が…(@kogekogemarukogeさんより提供)

成長とともに猫ちゃんの見た目が変わることはありますが、変化の仕方もさまざまです。@kogekogemarukogeさんが、猫のビフォーアフターをTikTokに投稿すると「こんなことあるんですね」「予想を遥かに超えてきた」などのコメントが寄せられ、話題になっています。

飼い主さんに話を聞きました。

白かったはずなのに…?

飼い主さん宅の愛猫おこげちゃんは、飼い主さんが保護した保護猫です。出会った当初は白い部分が多く、ひと目でシャム猫とわかる見た目だったおこげちゃん。

ところが、徐々に黒い毛の部分が増えてきて、4ヶ月程経過したころには全体的に黒くなったのです。

全身黒くなった(@kogekogemarukogeさんより提供)

毛が黒く変化していることに気付いたのは、ご友人の一言がきっかけでした。

保護から1週間後に送った写真に対して「顔黒くない?」と指摘され、写真を見比べてみると確かに黒くなっていることを認識したといいます。

白い毛が黒く変わっていく様子に「そんなことあるの!?」と驚き、飼い主さんは調べてみたそうです。すると、サイアミーズ遺伝子を持っていることで体温によって毛色が変化することがわかり「不思議な遺伝子があるものだな」と思ったのだとか。
この遺伝子は体温の低い部分で色素がより多く生成されるため、それからは色が変わる度「焦げたねー」「元気ならそれでいいけど、寒くないかな」と気にするようになりました。

甘えん坊のおこげちゃん(@kogekogemarukogeさんより提供)

庭で出会った“たぬき似”の猫

飼い主さんとおこげちゃんが出会ったのは約3年前の2022年11月20日。

義実家に帰省していたときにおばあちゃんが庭で猫を見つけ「あれたぬきちゃうわな、変わった柄の猫やわな?」と飼い主さんに聞いてきたそう。
「こんな所にシャム猫?」「野良なら逃げるだろう」と思い近づくと、飼い主さんに気付いて鳴きながら走り寄ってきました。

とても人懐っこくどう見ても飼い猫に思え、放っておくのは危険と判断して保護することに。

当時はまだペット不可のアパートだったため、義実家の協力のもとおこげちゃんのお世話をした飼い主さん。結局飼い主は現れず、飼い主さんは引越しが終わったタイミングでおこげちゃんを引き取りました。

最初は義実家でお世話(@kogekogemarukogeさんより提供)

人好きで甘えん坊のおこげちゃん

おこげちゃんはとても人懐っこい甘えん坊で、活発な猫。人の上で寝るのが大好きで1度乗ると意地でも降りようとしないそうです。ずっと誰かと一緒にいたいのか、人の姿が見えなくなるとよく鳴いて呼ぶといいます。

過剰グルーミングで傷を作ってしまうため、ほぼ常時エリザベスカラーをつけて生活しているおこげちゃん。不満はあれど従ってくれ、イタズラもしません。

おしゃべりも得意で、トイレ後の報告や会話への返事もしてくれます。
「おいで」と床をトントンすると来てくれる様子は、猫というより犬っぽいようです。

飼い主さんは「とにかく元気で長生きしてほしいです。おこげがおこげらしく幸せならそれがいい思い出になると思ってます」と想いを聞かせてくれました。

エリザベスカラーは欠かせない(@kogekogemarukogeさんより提供)

たくさん甘えさせてくれる飼い主さんに出会い、おこげちゃんはきっと幸せでしょう。

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