幼少期に訪れた思い出の場所を、大人になってから改めて訪れると、当時の記憶がよみがえり、さまざまな感情が込み上げてくるものです。懐かしさとともに、自分の成長や時間の流れを実感する機会にもなるでしょう。@nana_sato_wdさんが、27年前の写真を再現した様子をThreadsに投稿すると「親冥利に尽きる」「これはすごい!」「感動しました」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
このときの様子について@nana_sato_wdさんに話を聞きました。
26年前の思い出の地で、運命の再会

幼少期にロンドンに住んでいた@nana_sato_wdさんは、家族5人でヨーロッパを旅行した際にスイスのグリンデルワルドで写真を撮りました。
そして、29歳になった@nana_sato_wdさんは、グリンデルワルドで結婚式の前撮りをすることに。そんなとき、結婚式のムービー用に両親が出してくれた幼少期の写真を見て、前撮りと同じ場所だと気づいたのです。
そこで「同じ場所で撮れたら両親が喜ぶかな」と考えた@nana_sato_wdさん。

その後、同じ場所を見つけるまでに2日ほどかかったといいます。スイス到着後、現地の方に相談し、ハイキングコースや岩などを手がかりに場所の目星はつけられましたが、1日目は曇っていて山が見えず、確信が持てませんでした。
夫婦でたどり着いた奇跡の場所
1日目に近いポイントは見つけたものの確信が持てず、@nana_sato_wdさんは「だいたいの場所は見つかったから良いか…」と半分諦めていました。
そんな中、旦那さんはこっそり現地ガイドに「もう少し別のポイントも探したい」と相談し、粘り強く探し続けてくれていたのだとか。
曇天で山が見えなかったことから「明日もう一度来よう」と旦那さんが提案し、予定をすべて変更して再び登ったそうです。

27年前と同じ場所で写真を撮影できたときについて「幼少の頃訪れた場所に、今度は伴侶と来ることができたこと、嬉しい気持ちとふわふわした不思議な気持ちでした」と@nana_sato_wdさん。
また「翌日に30歳を迎える20代最後の日だったことや、この夏をもってキャリアなど生活に大きな変化があるタイミングでもあったことで、人生のフェーズが1つ切り替わったような気持ちになりました」と話しています。

妻への想い、夫婦のこれから
旦那さんは「妻が3歳の頃にスイスに訪れていたというのも貴重な経験ですし、また同じ場所に立たせてあげたいという思いがありました。ここまで来たからには諦めたくない気持ちがあり、見つかったときには『ここだ!』と達成感がありました」と当時の思いについて教えてくれました。
撮影したあと、すぐにご両親に写真を送った@nana_sato_wdさん。
「27年の時を経て、同じ場所に戻ってくるなんてすごいことだ」と、お父さんがとても喜んでくれたそうです。

夫婦としての今後について「今後もあらゆる場所に一緒に足を運び、さまざまな経験と感情を共有していけたらと思っています。いつか家族が増えたとき、また同じスポットで写真を撮れたらいいね、と話しているところです!」と話していました。
とても素敵な写真でしたね。ご両親も懐かしさとともに、娘さんの成長をあらためて実感されたのではないでしょうか。

