言葉が通じなくても、猫に気持ちはちゃんと伝わっているのかもしれません。@okaka.soboro.onigiriさんが、愛猫のそぼろくんを病院に連れて行く前の様子をInstagramに投稿すると「この形態は初めて」「表情の変わり方が…」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
飼い主さんに話を聞きました。
何かを察したそぼろくん
そぼろくんを病院に連れていく予定の日のこと。飼い主さんが様子を見に行くと、そぼろくんはキャットタワーの上に登っていました。
最初は、キャットタワーのポールにしがみついているだけでしたが…。ところが病院に行くと気づいたようで、耳がぺたんと折れて顔の輪郭と同化するほどになります。
飼い主さんは「キャリーバッグも持っていなかったのに、私のそわそわした様子を察知したのかもしれません。今まで見たことのない姿だったので、後ほど夫に状況を伝えるため動画に残しました」と話します。

飼い主さんは怖がりのそぼろくんに嫌な思いをさせてしまい申し訳なく感じながらも、全身で気持ちを表す様子が可愛くて、つい笑ってしまったそうです。
その後もポールから離れようとしないそぼろくんでしたが、飼い主さんは脚立を使って接近し、洗濯ネットでくるんでキャリーバッグに入れたといいます。緊張したためか息が荒くなる様子が見られたそぼろくんに、飼い主さんは病院に着くまで声をかけ続け、なんとか連れて行くことができました。
先住猫のことが大好き
繊細な性格で、最初は人にまったく慣れず、いつも「シャー」と言っていたそぼろくん。徐々に先住猫との距離が縮まってからは、家が安全な場所だと思ってくれたのか「シャー」と言わなくなり、撫でられるのが好きになったそうです。

先住猫のことが大好きで、構ってほしさからイタズラをしかけては猫パンチなどで怒られていました。そんな姿を見て、飼い主さんは「やんちゃで可愛いなぁ」と感じているといいます。
たまに記憶がリセットされるのか、今でも時折カーテンの裏に逃げるそぼろくんに「もっと安心してもらえたら」と思っているのだとか。

今日も笑わせてくれる、そぼろくんの一人遊び
そぼろくんが一匹でも目一杯遊ぶ姿に、毎日見ていて楽しいと感じている飼い主さん。体がまんまるでどっしりとした足音ながらも、軽やかにポールに登ったり忍者のように壁蹴りをしながら走り回ったりするそぼろくんに、つい笑ってしまうそう。
先住猫の側にいたくてそぼろくんがサイズの合っていないハンモックで休んでいたこともあり、可愛かったといいます。
「最近では『おやすみ』と声をかけると返事をしてくれるようになって嬉しいです」と、そぼろくんにすっかりメロメロな飼い主さんでした。

猫の賢さと可愛さがぎゅっと詰まったそぼろくんの日常に癒されたエピソードでした。
