なかなかお目にかかれない珍しい深海魚から、さらに驚きの生物が現れたようです。深海魚愛好家の@lavca.m.officialさんが、ユニークな形をした深海魚と、その口の中から出てきた珍しいカニの写真をThreadsに投稿すると「なんだこれは」「初めて見ました!」「当たりくじ」「すごい」「かわいい」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
@lavca.m.officialさんに詳しい話を聞きました。
“変なお魚BOX”からの奇跡の出会い

今回投稿された写真に写っているのは、アカグツという深海魚とビワガニというカニだといいます。
この日、@lavca.m.officialさんは漁師さんから“変なお魚BOX”(水揚げした魚を詰め合わせたセット)を購入したそうです。SNSで紹介するため入っていた魚をじっくり観察していると、アカグツの口からビワガニが現れたのだとか。
「存在は知っていましたが、本物を見たことはありませんでした。えっ、何これ!?もしかしてビワガニ!?ビワガニだー!!と、まさかの出会いがとても嬉しかったです」と大興奮した瞬間を振り返ります。
その後のアカグツとビワガニについて聞くと「私は『深海魚タッチ』というイベントを不定期で開催していて、アカグツはそのイベントで使用します。ビワガニは標本にする予定です」と教えてくれました。

『深海魚タッチ』は、実際に深海魚を見て触ってもらいながら@lavca.m.officialさんが解説するという、毎回好評のイベントだそうです。
「アカグツの実物を見たい、触りたいという方はぜひ遊びにいらしてください!」と呼びかけます。

そして、この投稿には多くの反響が寄せられました。
「こんなマニアックな生き物の投稿に、たくさん反応いただいたことがとても嬉しかったです」と話す@lavca.m.officialさん。
「どちらも知らなかった!」「ビワガニなんて面白い生物がいるんだ!」「可愛くて好きになりました!」などの反応も多かったといい「アカグツやビワガニを知らない方たちに、その存在と魅力を伝えることができて良かったです」と、喜びを語ってくれました。
小学生時代、TVで見た深海魚に一目ぼれ!
深海魚愛好家になったきっかけは、小学生時代のTV番組なのだそう。
「深海魚のラブカとリュウグウノツカイを見て『なんて美しい魚なんだろう!』と一瞬で恋に落ちました。そこからずっと好きです」と話します。

そして現在は、深海魚デザイン専門のアパレルブランド『Lavca.m(ラブカドットエム)』を展開し、主にネットショップやイベント出展でグッズ販売を行っているそうです。たまに水族館とコラボしてグッズを企画することもあるといい、前述の『深海魚タッチ』など各種イベントやメディアにも出演しているとのこと。
「SNSで随時情報を発信しています。チェックしていただけたら嬉しいです!」と@lavca.m.officialさん。

次なる夢は“まだ見ぬ出会い”
今後の目標については「もっとたくさんの方に深海魚の魅力を知ってもらえるように活動を広げていくことと、まだ出会えていない深海魚に会うことです」と語ります。
直近の挑戦は「深海底曳漁に同行することです。船酔いがひどくて一度も行けていないので、今年こそはと思っています」と明かしてくれました。
奇跡的な出会いから、多くの人に不思議な海の生物の存在を伝えることとなった今回の投稿。これからも、@lavca.m.officialさんは深海魚の魅力を、私たちに届け続けてくれることでしょう。
