4年間、高校の先生だった男性 →9年後、現在のまさかの姿に…「凄すぎる」「初めて聞きました」「すごすぎる」「おーっ!」

4年間、高校の先生だった男性 →9年後、現在のまさかの姿に…「凄すぎる」「初めて聞きました」「すごすぎる」「おーっ!」

自分は将来どんな道に進むのかという「進路」については、多くの人が悩む問題でしょう。元高校教師の@pastalegareさんが、珍しい形態のお店を開いた様子をInstagramに投稿すると「凄すぎる」「二刀流は初めて聞きました」「おーっ!」などのコメントが寄せられ、話題になっています。

お店について、@pastalegareさんに話を聞きました。

昼は…

@pastalegareさんは、昼はパスタ屋を経営し、丁寧に作られた生パスタを提供しています。しかし、夜になるとお店はその表情をガラリと変えるのです。

【実際の写真6枚】 9年後の様子
おいしそうなパスタ(@pastalegareさんより提供)

パスタ屋は、夜は「勉強嫌いを変える」個別指導塾に。@pastalegareさんは、パスタ屋と個別指導塾の両方を経営しているのです。

もう1つの顔(@pastalegareさんより提供)

実は、@pastalegareさんがパスタ屋を開業したのはコロナ禍。お酒が出せず「どういうお店にしようか」と悩んでいました。

すると、そのタイミングで元ラグビー日本代表の幼なじみとご飯を食べに行く機会があり、そこで彼から「元教師というキャリアをいかしたお店作りをしたらいい」というアドバイスをもらったといいます。
「どうせ夜にお酒が出せないなら、思い切って自分の強みをいかした別の仕事をやろう」と思い、現在の経営スタイルにたどり着きました。

教師を目指した頃

@pastalegareさんは、9年前に高校教師として4年間勤務していました。教師を目指したきっかけは、高校時代の担任に憧れたこと。授業がおもしろく、生徒思いで、尊敬できる存在だったため「自分もこんな大人になりたい」と教育学部に進学しました。

大学生になってから「生パスタ屋」でアルバイトを始め、仕事ができればできるだけ時給が上がっていったことからのめり込み、働き始めて3ヶ月ですべての仕事を覚えたといいます。パスタも作らせてもらい、お客さんの「ごちそうさま」「おいしかったよ」の声がうれしかったそうです。

教師時代(@pastalegareさんより提供)

この3年間の経験で「飲食ってすごく楽しい」と感じるようになり、卒業後は教師になるか飲食に進むか悩むほどに。その後、周囲の助言で「一度教師になって、それでも気持ちが変わらなければ飲食の道へ」と決意します。

採用試験に合格して高校教師になり、卒業生を送り出した後も「飲食店をやりたい」という思いが残っていたため、退職して3年間修業し、起業を決めました。

広がっていく繋がり

現在のお仕事を通して嬉しかったのは「塾の卒業生が大学進学後、パスタ屋や塾の先生として働いてくれたことで繋がりが広がっていくこと」だといいます。

起業前は「パスタも塾もなんて無理」という声が大半でしたが、3年経った今は「この塾に通わせたい」「今まで食べたパスタで一番おいしい」といったありがたい声を多くもらえるように。自分たちが作り出したものが世の中に認められた喜びもあるそうです。

2つの顔を持つお店(@pastalegareさんより提供)

今後について@pastalegareさんはこう語ります。
「パスタ・レガーレは『日本一の店舗数』を目標にしています。まだ2店舗なので道のりは険しいですが、仲間を増やして全国展開していきます。学習塾も現在は授業枠が埋まり、入塾をお断りしている状況です。『レガーレで学びたい』と言ってくださるすべての生徒を受け入れられるよう、仲間を増やし、環境を整えていきたいと考えています」

パスタ屋も学習塾も、どちらも多くの人から求められているようです。今後の店舗展開も楽しみですね。

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