多くのペットは、飼い主さんのことが大好きです。もし、飼い主さんとしばらく会えなくなったら、どんな反応をするのでしょうか。
@tomomivivi701azukiさんの飼っている柴犬のあずきちゃんは、パパさんのことが大好き。
実はパパさんに病気が見つかり、入院することになりましたが、退院したときの様子をInstagramに投稿したところ「これは泣いちゃう」「愛おしいですね」「パパ愛が溢れています」などのコメントが寄せられます。そして退院から1か月後、あずきちゃんは驚くべきかたちでパパさんを守り、静かに虹の橋を渡ります。
あずきちゃんとパパさんについて、@tomomivivi701azukiさんに話を聞きました。
パパさんの入院中、あずきちゃんは…
パパさんの入院中、あずきちゃんは毎日玄関を見つめて、パパさんが帰ってくるのを待っていました。

じっと玄関を見つめていたり、家の中をウロウロしたり…。@tomomivivi701azukiさんが病院の面会から帰って来ると「その後からパパが入って来るのでは?」とドアの方を気にしていたといいます。

家のリビングは2階、寝室は1階にあるため、あずきちゃんは、2階の階段の上から玄関を見つめていました。

その後もパパさんを探して、玄関をウロウロしていたそうです。

ついに再会!退院したパパさんと
そしてついに、パパさんが退院!
パパさんは入退院を5回繰り返し、あずきちゃんとはこのとき1週間ぶりの再会でした。
退院して帰宅する際「パパに会えたら大喜びするだろうなぁ」と思った@tomomivivi701azukiさんは、先に部屋に入ってパパさんの帰宅の様子を撮影することに。

あずきちゃんとパパさんが再会した様子に「健気にずっとパパの帰りを待っていたので、やっとパパに会えて大喜びしている姿を見て涙しました」と@tomomivivi701azukiさん。
そのときパパさんは、あずきちゃんの大歓迎に喜び、ずっと一緒にいたいと話していたそうです。
病気と向き合いながら

しかし退院から1か月ほど経つと、今度はあずきちゃんが食欲を失い、検査で病気が判明。
治療をを続けましたが、2025年6月、あずきちゃんは虹の橋へと旅立ちました。
「あずきは大好きなパパの病気を持っていってくれたのだと思います。寂しくて、ふとした瞬間に会いたくなって涙があふれますが――」と@tomomivivi701azukiさん。
“あずきちゃんの奇跡”8日後に起きたこと

驚くことに、あずきちゃんが旅立って8日後の診察で、パパさんに残っていた腫瘍が10cmから4cmへと一気に縮小。
「パパを守るために、あずきが最後まで頑張ってくれたんだと思わずにはいられません。だからこそ今は、パパと2人で仲良く、毎日を大切に過ごすことが、あずきへの一番の恩返しだと感じています」
“一番の薬”は変わらない

現在パパさんは食欲も戻り、小さくなった腫瘍と向き合いながら自宅療養を続けています。
あずきちゃんのまっすぐな愛情がくれた奇跡は、今もパパさんを支え続けています。「お互いの存在が一番の薬」という言葉は、姿が見えなくなった今も変わりません。あずきちゃんが遺した大きな愛は、これからも家族の背中をそっと押してくれるはずです。

