思いやりは、海の中にもあるのかもしれません。@yusura0846さんが、クマノミに餌をあげる様子をInstagramに投稿すると「貴重な瞬間」「これぞ共生」「感動」などのコメントが寄せられ、話題になっています。飼い主さんに話を聞きました。
クマノミの衝撃的な映像
社会人1年目のときに水族館を訪れたのがきっかけで、水中生物に興味を持った飼い主さん。ウミウシという生き物に一目惚れし、数年後に海水水槽を始めました。
飼い主さんが飼っているウミウシの餌として買ってきたオキアミ。
「他の魚も食べるかも」とクマノミに与えてみた様子を、今回動画投稿しました。
オキアミを水槽に入れると、クマノミはすぐに口にくわえ、そのまま食べるのかと思いきや、それをイソギンチャクのもとへ運んでいきます。クマノミはなんと、イソギンチャクに食べさせたのです！
まるで「食べなさい」と言っているかのように、イソギンチャクに押し込む様子も撮影されました。
クマノミがイソギンチャクに餌やりする姿を見て「イソギンチャクに餌を持っていくらしいというのは聞いていましたが、実際に見たのははじめてだったので衝撃的でした」と飼い主さんは驚いた様子。
翌日も同じようにクマノミの水槽にオキアミを入れたところ、イソギンチャクに与える様子が見られたそうです。
イソギンチャクを守るクマノミ
クマノミは自分とイソギンチャク、どちらを優先するのか質問をすると「先にクマノミに餌をあげていたので、お腹がいっぱいだったこともあるかもしれません」と教えてくれました。後日オキアミを入れたときは、半分くらい自分で食べてからイソギンチャクに与えていたそう。
また、水槽掃除をする際、イソギンチャクの近くに飼い主さんの手が行くとクマノミが体当たりしてくることがあるのだとか。飼い主さんは「今思えば、イソギンチャクを守ろうとしていたのかもしれません」と振り返ります。
今後については「海水水槽は『なんとなく難しそう』とためらっている方が多いような気がしているので、魅力が伝わるような投稿をしていきたいと思っています！」と意気込みを聞かせてくれました。
クマノミがイソギンチャクをとても大切にしている心温まるエピソードですね。これからもステキな投稿が楽しみです。