子どもに苦手な食べ物があると、どうやったら食べてもらえるか頭を悩ませますよね。見た目を可愛くしたり味つけを工夫したりと、試行錯誤したことのある人も多いでしょう。

まいのおやつ(@mainooyatsu)さんは、イラストレシピと絵本を描いています。Instagramでは、日々の食卓やお弁当などを公開し、毎回多くの人からの注目を集めています。

今回投稿されたのは、2歳の息子さんのために作った「おにぎり屋さんのパンフレット」です。こちらの投稿には「素敵」「お母さんすごい」「思いが溢れている」「大人も手にしたくなる」などのコメントが寄せられました。

「おにぎり屋さんのパンフレット」について、まいのおやつさんに話を聞きました。

おにぎり屋さんのパンフレット

息子さんが2歳になったころ、当時苦手だったピーマンやネギなどの野菜、サバなどの魚も、おにぎりにすると「おいしい!」と食べてくれるようになったそうです。

そこで思いついたのが「架空のおにぎり屋さんのパンフレット」でした。おにぎりにすると苦手なものも食べられるようになったことに「これはチャンスだ!」と思い、より食べ物に興味をもってもらうために作ったのだそうです。

30種類のおにぎりがズラリ(@mainooyatsuさんより提供)

パンフレットには、30種類のおにぎりが描かれています。
「カラフルで目で見て楽しく、食べてもおいしい」といったおにぎりを目指し、ツナマヨや鮭などオーソドックスなものから、具材たっぷりの混ぜ込みおにぎり、炊き込みご飯まであります。
混ぜ込みおにぎりでは野菜もタンパク質も摂れるよう意識されていて、栄養面もばっちりです。

こちらのパンフレットはその後、絵本になりました。絵本には、美味しそうにおにぎりを食べる子どもの姿が描かれています。

「まほうのわくわくおにぎり」絵本(@mainooyatsuさんより提供)

実際に自宅でご飯を食べるときには、パンフレットを一緒に眺めて「これを食べたい!」と選んでくれたものを作るのだそうです。
絵本に出てくるおにぎりを作ると、現物と見比べながらこれまで以上に喜んで食べてくれるようになったのだとか。

絵本には「ばくだんおにぎり」も登場しています。絵本のなかでは日替わりでなかの具材が変わる設定になっており、大きな見た目のおにぎりが息子さんから大人気なのだそう。

絵本に込めた思いについて「息子がおにぎり屋さんのパンフレットを肌身離さず持ち歩くほど気に入ってくれたので『このお店が実際にあったらもっと喜んでくれるかな』と思い、絵本にすることにしました。また子どもの頃から絵本を描くのがずっと夢だったので、制作のお声がけをいただいたときは『全力を注ごう!』と決めていました」と話すまいのおやつさん。

絵本にもたくさんのおにぎりが…(@mainooyatsuさんより提供)

おにぎりのパンフレットが絵本になったとき、息子さんの様子について「絵本の原画を描いている段階から息子はずっと『おにぎりおいしそう!』『いい感じ!』と言ってくれていたのですが、1冊にまとまったときはより目をキラキラさせて喜んでくれました。『1番好きな絵本は”まほうのおにぎり屋さん”!』と言ってくれたことがとても嬉しく、心に残っています」と教えてくれました。

投稿に寄せられたコメントについて「たくさんのあたたかいお言葉をいただき本当に嬉しかったです!毎晩読んでくださっている方、おにぎりパーティーを開いてくださった方がいらっしゃったり、保育園や幼稚園で読んでいただいていたり。この絵本を描いてよかったなと改めて強く感じました!」と話していました。

今後の息子さんへのご飯作りついて「昨年の園の遠足をきっかけに息子はお弁当に強く憧れをもつようになりました。そのため今後はお弁当をヒントに好きな食べ物を一緒に増やしていけるといいなと思っています!」と話すまいのおやつさん。

お弁当でもまた息子さんが好きな食べ物が増えそうですね。今後の食卓やお弁当の投稿も楽しみですね。

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