七夕に70番台の寺を7つ巡る 縁起が良すぎるお遍路「七ヶ所まいり」とは

参拝者が願いを託した笹飾りが設置されています
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参拝者が願いを託した笹飾りが設置されています
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七夕までの1週間、つまり7月1日から7月7日までの7日間に、四国八十八ヶ所のうち、70番台の7つの寺を巡って参拝する「七ヶ所(しちかしょ)まいり 七夕めぐり」というものがあります。ラッキーセブンだらけでなんとも縁起のよさそうなこの「七ヶ所まいり 七夕めぐり」について、7つの寺のひとつである76番札所 金倉寺(香川県善通寺市)で話を聞きました。
「四国八十八ヶ所霊場のうち、善通寺市、三豊市、多度津町にある第71番から第77番までの寺を1日で巡る『七ヶ所まいり』というものがあります。足が弱いなどの理由で八十八ヶ所への参拝が難しい人への代替手段として、古くから行われていたものです」
また、7つの寺あることにちなんで各寺に七福神があてられているのも特徴。七ヶ所まいりには「散華帳(さんげちょう)」という専用の御朱印帳があり(2022年7月7日で現在の散華帳は販売終了)、それには各寺の通常の御朱印と七ヶ所まいりの限定御朱印の両方をいただくことができます。
「七ヶ所まいり自体は古くから行われていたものですが、2021年からは、寺院番号にちなんで7月1日(71番)から7月7日(77番)までを『七ヶ所まいりの日』とし、七夕にちなんで『七ヶ所まいり 七夕めぐり』として記念印を授与しています」
金倉寺には「牽牛織姫画讃」、つまり織姫と彦星の絵が所蔵されていて、七夕めぐりの期間中は参拝者も見ることができます。
71番から77番までの7つの寺を、7月1日から7月7日の間に参拝する「七ヶ所まいり 七夕めぐり」。七ヶ所まいりの寺は、71番弥谷寺、72番曼荼羅寺、73番出釋迦寺、74番甲山寺、75番善通寺、76番金倉寺、77番道隆寺です。四国八十八ヶ所の参拝が難しいという人も、この機会に七ヶ所まいりに挑戦してみてはいかがですか。