ケーキには、見た目だけでなく、言葉に思いが込められたユニークなものもあるようです。
長野県松本市にある老舗和洋菓子店の@okinado.1911さんが、さまざまなメッセージが書かれたタヌキのケーキをInstagramに投稿し、話題になっています。
いったいどんなケーキなのでしょうか?
言葉が書かれたタヌキケーキ
今回話題になったのは、ケーキに「ずくださない」と書かれたタヌキケーキです。
タヌキケーキの中身は、スポンジとバタークリーム。かわいらしいタヌキの姿に加え、目を引くのがケーキに添えられた「ずくださない」の一言でした。
「ずく」は長野の方言、ケーキに込めたメッセージ
戦争の悲惨さや平和の尊さを、若い世代や子どもたちにも親しみやすく伝えたいという思いから、終戦記念日に合わせて作られたというこのケーキ。投稿では「シリーズ。戦争を知らないタヌキたち」と題し、タヌキたちが戦争について考えた末に出した結論が、「余計なずくを出さない!」だったそうです。
@okinado.1911さんは、親の世代でも知らないような戦争当時の話を、祖父母や工場長、お世話になった自転車屋さんなどから聞く機会があり、そのたびにさまざまなことを考えたといいます。
「ずく」とは、長野県などで使われる言葉で「やる気」「根気」「気力」といった意味合いがあるそうです。また「なんでも話半分に聞いたほうがいい」という、工場長から教わった大切な言葉についても投稿にはつづられていました。
かわいいタヌキに込めた「世界平和」への願い
一見すると、かわいらしいタヌキのケーキにユーモラスな言葉を添えたように見えますが、そこには「世界平和」というタヌキたちに込めた願いがあったようです。
「ずくださない」という一言をきっかけに、多くの人に「ずく」という言葉が広まったことについては「嬉しいです」と話していました。
この投稿には編集部からも「素敵なケーキ」「かわいい」などの声が寄せられています。

また、これまでも意味を込めた言葉をケーキに載せてきたとのこと。生活道路の法定速度が30kmに引き下げられた際は「生活道路の30km規制」として、交通安全をテーマにしたタヌキたちの姿も紹介されています。
かわいらしいタヌキケーキは、方言の面白さだけでなく、平和について考えるきっかけも届けてくれたようですね。
提供元:@okinado.1911さん(Instagram)

