@kumamaru_shibaさんはうつ病になり「生きる意味なんてわからない」という気持ちになってしまいます。そんなときに、ある保護犬との出会いがありました。保護犬を引き取ったことで、少しずつ元気を取り戻していった@kumamaru_shibaさん。そこで@kumamaru_shibaさんに、病気のことや保護犬との出会いについて聞きました。
「生きているのがこんなに苦しいんだ…」という気持ちに
@kumamaru_shibaさんは、仕事を辞めたいのに辞められず、我慢する日々が続いていました。やがて涙が止まらず、理由もわからない怒りに襲われ、仕事に行けなくなってしまいます。
「いつの間にか自分が自分でなくなっていました」と振り返る@kumamaru_shibaさん。回復と悪化を繰り返す中で「生きるってこんなに苦しいんだ」と感じ、自分を責めてしまうこともあったといいます。のちに、うつ病と診断されました。

わんちゃんを保護して変化が…
@kumamaru_shibaさんは「生きる意味なんてわからない」と感じていたころ、あるわんちゃんに出会います。当時勤務していた動物病院で保護されていたわんちゃんでした。

名前は「くま丸」くん。ケージにいる寂しそうな表情が頭から離れず、幸せにしたいと思った@kumamaru_shibaさんは、引き取ることを決めました。
一目で特別な感情を抱き、くま丸くんと一緒に暮らし始めます。日々を共に過ごす中で、いろいろな表情を見せるくま丸くんを見て、@kumamaru_shibaさんも少しずつ元気を取り戻しました。
「この子と出会って、一緒に生き直そう」と思うようになります。

現在は、涙があふれることも、怒りに襲われることもなくなり、仕事も毎日できるようになりました。くま丸くんと出会って7ヶ月半が経ち、@kumamaru_shibaさんは「いつも幸せをありがとう」と語り、仲良く暮らしています。
どん底まで落ちても諦めないで…
@kumamaru_shibaさんがくま丸くんとのことをSNS発信しようと思ったのは「くま丸くんの可愛さを見てほしいということと、保護犬について少しでも知ってもらえるきっかけになれたら…」という気持ちからでした。
そんなくま丸くんとは、今後旅行へ行くなど、もっとたくさんのことを一緒に経験していきたいと語ります。
「もっと絆を深められるように過ごしていきたい」とも。
また、これまで@kumamaru_shibaさんは、個人で犬猫の保護活動を続けていましたが、くま丸くんを通じて出会った方たちと共に保護活動することになり「もっとできることを広げたい」という思いから、一般社団法人「保護犬猫支援センター」を設立しました。

@kumamaru_shibaさんは、うつ病などでつらい思いをしている人たちに対して「私は人生を諦めかけていましたが、くま丸と出会えて今こうして生きています。そして生きていることが楽しいと思えるまでになりました。どん底まで落ちたら、そこからは上がるだけです。どうか諦めないでください」と語っていました。
保護犬だったくま丸くんも、最初は寂しそうな顔をしていましたが@kumamaru_shibaさんに引き取られて、生き生きとした表情になりましたね。お互いがもうかけがえのない存在になっていることが伝わります。動物が持っている力は偉大なのかもしれませんね。

