家の中で意外と目につく黄ばんだ給気口。小さな部分でも、部屋全体の印象に大きく影響しますよね。
小中学生のお子さんを持つ40代の母である、れりゅさん(@leryu_atelier)が、100円アイテムを活用したDIYをInstagramに投稿。
その完成度に「すごすぎて声出た」「天才すぎません?」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
今回は、投稿者さんにDIYの取り組みやこだわりを伺いました。
理想の空間へ近づける一歩に
DIYで使われたのは、木材や割り箸、ペンキや重曹など100円ショップで手に入る材料たち。
木材を通気口のサイズに合わせて切り、色を塗り乾かします。組み立てた後に同じく色を付けた割り箸で飾りつけ。
通気口を隠すためのフレームが完成します。
そこに様々なパネルを差し込んで黄ばんだ部分を隠します。
また、差し込んで使うパネルには、コンパスを使って模様を作るなど細かく丁寧な作業が動画に収められています。

今回のDIYは、Instagramで給気口に関する投稿を目にしたことがきっかけ。
わずか20cm角ほどの小さなパーツですが、目に入るたびに少しテンションが下がってしまっていた投稿者さん。
理想の部屋作りを目指す上で、決して見過ごせない要素でした。
すぐには手をつけず、部屋全体のバランスを見ながらじっくりと検討。
こうして、生活感のない和モダン風デザインに仕上げました。

材料選びとサイズ調整に込められた工夫
作業時間は10分から30分を積み重ね、家事や仕事の合間で、効率的に進める工夫を凝らしたそうです。

一番の難所は「給気口にぴったり合うサイズに仕上げること」という投稿者さん。
材料の無駄を出さないように工夫したり、見ている人にわかりやすく説明できるよう準備を整えたりと、多方面に気を配ります。
さらに、こだわりは大きく3つ!
「100円ショップで購入できるなど、身近な材料で作れること」「和室にも馴染む和モダンデザインであること」「中身を自由にアレンジできる仕様にしたこと」
これにより「誰でも自分の空間に合わせて楽しめる余白」が作れたと振り返ります。

DIYがもたらす“暮らしの自己表現”
完成後の給気口は、黄ばみが気にならなくなり、空間が一気に整った印象に変わりました。
「心がすっきりしました」と振り返り、DIYの魅力をあらためて実感したそうです。
さらに「同じように気になっていた」という共感の声を多数受け、満足感が倍増したと話します。
そもそもDIYを始めたきっかけは、感染症にかかり、物置のような部屋で隔離生活をした経験。
「こんな部屋で最後を迎えたくない」という思いが強まり、後悔しないためにも理想の空間作りを始めたといいます。

今後はアトリエの時計や扉、ゆくゆくは家族と相談してトイレや廊下、階段などにも手を広げたいとのこと。
「小さなDIYから大きな箇所まで、順に楽しみながら理想を叶えたいです」と語ってくれました。
生活の中で工夫を重ね、よりよい空間を作る投稿者さん。その観察力と行動力が、多くの人の心を動かしています。

