公園で子どもを放置する父親!?→話を聞いた結果「めっちゃあるある」「素敵」

公園で子どもを放置する父親!?→話を聞いた結果「めっちゃあるある」「素敵」

ひなたのベンチでスマホをいじりながら、子どもが遊ぶ姿を遠目に見守る。忙しい大人にとっては“あるある”の風景かもしれません。
けれど、もしもわが子の輪の中に、名前も知らない小さな子がふらりと混ざってきたら?

幸福度fam( @koufukufam )さんが公園での出来事をTikTokに投稿すると「めっちゃあるある」「素敵」などのコメントが寄せられ話題になっています。
今回はパパさんに当日の出来事を振り返ってもらいながら、「公園」という日常のワンシーンに潜む問いを探ります。

 

ひとりきりで遊んでいた女の子

 

ある休日の午前中。6歳と4歳のきょうだいを連れて虫取りに夢中になっていた幸福度famさんのもとへ、もう一人、同じくらいの年頃の女の子がやってきました。
見知らぬ子。でも、つぶらな目でこちらを見つめ、遊びたそうにしています。
「せっかく公園に来ているのに、一人で遊んでいるなんて」そう思った幸福度famさんは、思わず「一緒に虫を探そうか?」と声をかけました。

女の子は嬉しそうに頷き、3人の輪の中へ。虫を見つけて歓声を上げる子どもたちの横顔を見ながら、幸福度famさんはふと周囲を見回しました。そこには、少し離れたベンチでスマホに視線を落とした男性。

女の子の父親らしき人の姿がありました。

親が駆け寄ってきた瞬間

娘が輪に加わったことに気づいたのか、男性は慌てた様子でこちらへ。
「すみません……」
息を弾ませながら頭を下げる姿に、幸福度famさんの胸にチクリとした違和感が残ります。
「もしそんなに申し訳ないと思うなら、どうして最初から一緒に遊んであげなかったんだろう?」

それでも場の空気を壊すわけにはいきません。幸福度famさんは気持ちを切り替え、みんなで虫の観察へ。やがて男性は娘の手を取り、5分ほど遊んでから、公園を後にしました。

“知らない子”と遊ぶリスク

「今回は親御さんが近くにいたからまだ良かった。でももし、まったく大人の姿が見当たらなかったら」
公園で顔を合わせたばかりの子どもと遊ぶとき、頭をよぎるのは“もしも”のシナリオ。ケガをしたら? トラブルになったら?
「好意のつもりが、責任問題に発展することもある。今後同じ場面に遭遇したら、少し躊躇してしまうかもしれません」

それでも動画にしたワケ

とはいえ今回の出来事をTikTokに投稿したのは、「このモヤモヤは子育て世代なら誰しも感じるはず」と思ったから。
実際、コメント欄には《似た経験がある》《他の子とかぶらない時間を選ぶ》《親同士で声をかけ合うべき》など、共感も提案も入り混じった声が寄せられました。

公園で安心をつくるのは、誰?

「私たちが子どもの頃は、公園で出会った子と自然に遊べた。でも今は価値観が多様で、気軽に混ざり合うのが難しい時代になった」と幸福度famさんは言います。
では、どうすれば子どもたちが安全に、そしてのびのびと過ごせる場になるのでしょうか。幸福度famさんが示したシンプルな答えは二つ

・親がわが子から目を離さないこと
・スマホよりも、まず子どもの“今”を一緒に味わうこと

あなたならどうしますか?

・公園で見知らぬ子がわが子の遊びに混ざりたそうにしていたら――声をかけますか?
・スマホに夢中の親を見かけたとき――その姿は自分と重なりませんか?
・「子どもと遊んでもらえるのは今だけ」と言われたら――あなたは何を優先しますか?

今回は公園という場での日常のワンシーンに潜む問いについて紹介しました。

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