母猫とはぐれ、迷子になる子猫もいます。そんな迷子の子猫を見かけたり、保護したりしたという人もいるかもしれません。@sinjyu_yozoraさんが、車の中の子猫を保護したときの様子についてInstagramに投稿すると「泣けます」「幸運の持ち主」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
当時のことを、@sinjyu_yozoraさんに聞きました。
車の中から聞こえたSOS
あるとき、@sinjyu_yozoraさんの勤務先の社長さんが車を停車していると、中から猫の鳴き声が聞こえました。
最初は自分の車からとは思いませんでしたが、鳴き声はすぐそばから聞こえてきます。すると、そばにいた大学生が声をかけてくれ、車の下から写真を撮ったところ、生後2ヶ月くらいの子猫が写っていました。

そこで、社長さんはロードサービス会社に連絡をすることに。また、@sinjyu_yozoraさんはこれまでに猫を何匹か保護しており、家にも猫が数匹いることから、状況を知らせるために社長さんが動画を撮って、@sinjyu_yozoraさんにも連絡したようです。
ロードサービス会社が駆けつけると、車の多い駐車場で作業をすることで、驚いて逃げて轢いてしまったり、ほかの車に入ってしまったりすることを考え、交通量の少ない場所へ車を移動。
そこで、ボンネットを開けてのぞいたり、おやつで呼び寄せたりすることに。子猫は怯えて逃げる様子はなく、30分ほどして救出することに成功します。

無事に救出成功!
近くに母猫の姿は見当たりませんでした。子猫には車のオイルが付着しており、このままでは命に関わる可能性もあると判断した社長さんから「どう保護したらいいか」と相談を受けた@sinjyu_yozoraさん。帰宅途中でしたがすぐに引き返し、社長さんと共に一時的に保護することに決めたそうです。

子猫は怯えていたものの、少しご飯を食べ、母猫を探し回っていました。その後、スプーンで少しずつご飯を与えたところ、完食したといいます。健康状態は問題なく、ノミもダニもいませんでした。

「ラッキーオイルちゃん」がつないだご縁
子猫を保護したとき、体にオイルが付着していたことから、車のオイル漏れにも気づくことができたといいます。
「この子が教えてくれたんだ」と感じた社長さんは、@sinjyu_yozoraさんと一緒に子猫を「ラッキーオイルちゃん」と呼んでいたそうです。
現在、子猫は里親さんに引き取られ、キティーちゃんと名付けられて暮らしています。最初は母猫を探していましたが、今ではだいぶ慣れてきているようですよ。引き取られた先の娘さんと寝るときも一緒で、とてもかわいがってくれていると教えてくれました。
無事に保護されて一安心でしたね。これからも新しいおうちで幸せに過ごしていくことでしょう。

