大好きな愛犬に思いっきり走り回ってほしいと願って用意した専用のお庭で、当の愛犬がまったりとくつろぐ姿は、多くの飼い主さんの心を温かくしてくれました。
SNSで20万件以上のいいねを集め「犬の強い意志を感じる」などのコメントが寄せられ大きな話題となった、ポメラニアンのどん吉くん。(2025年12月現在)
あれから約2年が経過した現在、15歳という大きな節目を迎えたどん吉くんの今の暮らしについて、改めて飼い主さんにお話を伺いました。
「老後のために」と建てた平屋と走らないお庭
2023年の春、飼い主さんは愛犬の老後を見据えて小さな平屋の一戸建てを建てました。
お散歩やドライブなど外の空気が大好きなどん吉くんが、年を重ねても自由に日向ぼっこを楽しめるようにと、専用の芝生の庭も併設。
しかし、いざ完成してみると、そこには元気に走り回る姿ではなく、どっしりと座り込んで道路を走る車を眺めるどん吉くんの姿がありました。
「どんちゃん、ちらっと走ってあげて!」「パパさんがいつか報われる日が来るはず」と、SNSでは多くのユーザーから愛のある体験談への反響が寄せられました。
内弁慶でかわいいどん吉くんの個性豊かな日常
当時の取材に対し、飼い主さんはどん吉くんの性格を「一言で言うと内弁慶」と語っていました。
家の中では自己主張が強いものの、外に出ると一転して静かになるというギャップや、犬よりも人間が大好きという個性。
家の中では基本的に寝て過ごしているどん吉くんですが、料理の音、とくにほうれん草を湯切りする音には敏感に反応し、目をキラキラさせて起きてくるという愛らしい一面も紹介されました。
主人が「誰も使わない芝生の世話をしてるなぁ」と笑いながら手入れをする光景は、家族の深い愛情を感じさせるものでした。
15歳の誕生日を迎えても変わらない「お庭での過ごし方」
記事の公開から約2年。
どん吉くんは最近、15歳の誕生日というおめでたい節目を迎えました。
シニア犬としての深みが増した現在も、お散歩の時間はとっても元気に動いているそうです。
しかし、気になるお庭での様子については「相変わらずお庭ではとくに遊んでいません(笑)」とのお返事が。
かつて話題になった、お庭でまったりと過ごすスタイルは、15歳になった今も変わらずどん吉くんの定番となっているようです。
穏やかな時間の流れと変わらない食欲
前回の取材ときと比較して、どん吉くんにはシニア犬らしい変化も訪れています。
現在は耳が遠くなり、寝て過ごす時間がさらに増えたとのこと。
2年以上の月日が流れる中で、より穏やかに、静かに過ごす時間が増えたどん吉くんですが、そんな中でも変わらないのが「満点の食欲」です。
耳が遠くなっても、寝る時間が増えても、食べることへの意欲が衰えないどん吉くんの姿は、飼い主さんにとっても何よりの活力であり、大きな安心材料となっています。
ゆっくりのんびり、長生きを目指して歩む未来
これからの目標について飼い主さんに伺うと「目標はやっぱり長生きですね」という温かい言葉が返ってきました。
何か特別なことを成し遂げるのではなく、どん吉くんがゆっくりのんびりと、自分自身のペースで過ごしていくこと。それこそが、家族にとっての切なる願いです。
お庭を走り回らなくても、そこに座っているだけで家族を笑顔にしてくれるどん吉くん。
これからも大好きな家族に見守られながら、穏やかな光の差すお庭で、幸せなシニアライフを歩んでいくことでしょう。
どん吉くんのペースに合わせた穏やかな暮らしが、これからも長く続いていくことを願わずにはいられません。
提供元:@dodo_donchan12さん



