公園や幼稚園の送り迎えの際、子どもが派手に転んで大泣きしてしまうのはよくある光景です。
すり傷ができるほどならまだしも、中には「血も出ていないのに、痛がってその場から動こうとしない」というタイプの子も。
親としては「これくらいで…」とつい焦ってしまったり、周囲の目が気になってしまったりすることもありますよね。
しかし、そんな我が子のピンチの瞬間に、周りにいた小さなお友達が見せた思いがけない行動に、心がじんわり温まったという親御さんもいるようです。
30代の専業主婦の女性が体験した、5歳の息子さんとそのお友達にまつわる、優しさに満ちたエピソードをご紹介します。
血が出ていなくても大泣き……ピンチの息子に駆け寄った5歳児たちの連携プレー
女性には、5歳になる幼稚園児の息子さんがいます。
男の子ということもあって元気に動き回るものの、実は少し「よく転ぶ」ところがあるのだそう。
さらに息子さんはちょっぴり痛みに敏感なタイプのようで、一度転ぶと大泣きしてしまい、たとえ血が出ていなくても「痛くて立てない」とその場に座り込んでしまうことが日常茶飯事でした。
親としては、周囲に迷惑をかけていないか、どうやってなだめて立たせようかと、一瞬身構えてしまうようなシチュエーションです。
しかし、そんなときにいつも動いてくれたのは、一緒に遊んでいた同じ5歳前後のお友達の男の子や女の子たちでした。
息子さんが転んで泣き始めると、お友達はまず、少し離れた場所にいる女性のもとへ「〇〇くんが転んじゃった!」と息を切らせて呼びに来てくれるのだそうです。
それだけではありません。
女性が駆けつけると、お友達は自分のポケットから涙を拭くためのティッシュを取り出してくれたり、「これ使いなよ」とお気に入りのキャラクターの絆創膏を分けてくれたりしたといいます。
さらに、ひとしきり泣き止むまでの間、何度も「大丈夫?」「痛いの治った?」と、顔を覗き込みにきてくれる姿がありました。
まだ5歳という小さな年齢でありながら、誰に指示されたわけでもなく、困っている仲間を心配して自分のできることを探そうとするお友達の姿に、女性は
「素直にものすごく嬉しかったですし、こんなに小さくてもしっかり周りを見ているんだなと驚きました」
と振り返ります。
当の息子さんは、大泣きしている姿を見られるのが少し恥ずかしかったようですが、家に帰ると「ティッシュをもらえて嬉しかった」とぽつり。
お友達からもらった大好きな柄の絆創膏を眺めながら、嬉しそうに機嫌を持ち直していたそうです。
お友達からもらった優しさの種。息子の中に芽生えた思いやりのバトン
このお友達の温かい行動は、息子さんの心の中にしっかりと変化の種を植え付けていました。
その後、息子さんが幼稚園から帰ってくると、女性にこんな報告をしてくれたことがあったそうです。
「今日、別のお友達の鼻水が出てたから、僕のティッシュをあげたんだよ」
普段、周りの子が派手に転ぶ場面にはあまり遭遇しないため、同じように助ける機会はまだないようですが、お友達にしてもらった「困っているときに優しくしてもらう嬉しさ」は、別の形で現れていました。
その変化は家庭内でも見られ、なんと自宅で小さな妹の鼻を優しくかんであげる姿が何度も見られるようになったといいます。
女性はこれまでも家庭内で「困っているお友達がいたら、助けてあげてね」と声をかけてはいたものの、やはり子ども同士の実体験に勝るものはなかったと感じているそうです。
「親が言葉で何度も言い聞かせるより、お友達から直接もらった優しさのほうが、ずっと子どもの心に響くんだなと実感しました。
実体験を通したことで、本人にとっても『思いやり』の意味がより深く伝わりやすくなった気がします」
子どもは親が教えることだけでなく、小さな社会の中で揉まれながら、お互いに良い影響を与え合って成長していくものなのかもしれません。
子どもの不意のトラブルに慌ててしまう日々の中でも、周囲の小さな優しさに目を向けてみると、我が子の新たな成長のヒントが見つかりそうです。
※この記事はAI生成された画像を使用しています
