@mamanushi_kotoviviさんは、2023年12月に乳がんと診断されました。
それまで毎年乳腺の精密検査を受け、良性と診断されていたことから安心していた部分もあった一方で、胸や脇の下の痛みに違和感を抱いていたといいます。
乳がんと診断された経緯や、現在の様子について話を聞きました。
胸と脇の下の違和感、診断されたのは「乳がん」
20代後半、会社の健康診断で「要精密」と言われた@mamanushi_kotoviviさん。しかし、精密検査では「乳腺線維腺腫」という良性の診断を受けていました。
それでも、胸にはチクチクするような違和感があり、脇の下にも痛みを感じていたそうです。病院では胸の痛みについて「生理前の痛み」と説明されたものの、生理前以外にも痛むようになり、次第にその違和感は大きくなっていきました。

病院では何度か針生検も受けますが、悪性とは判断されませんでした。
ところが、引っ越しを機に別の病院で検査を受けたところ、約4cmの乳がんとリンパ節への転移が判明。初めて告知を受けたときは大きな衝撃を受けるとともに、「毎年検査を受けていたのに、どうしてだろう」という思いでいっぱいになります。

一方で、胸の違和感がずっと続いていたこともあり、「やっぱりそうだったんだ」「ようやく見つけてもらえたんだ」という安堵に似た気持ちもありました。違和感の原因がわかり、どこか腑に落ちる思いもあったとのこと。主治医からは、診断が難しいタイプの乳がんだったと説明を受けたといいます。
脳転移まで見つかり…
@mamanushi_kotoviviさんは、手術後の化学療法中には、頭痛と吐き気が続いていました。しかし当初は「乳がんとは関係ないだろう」と考え、痛み止めや吐き気止めを飲みながら過ごすことに。
それでも症状は改善せず、それまでとは違う頭痛に加え、集中力が続かなかったり、以前よりイライラしやすくなったりするようになりました。そんな頃、旦那さんから「最近、何だか様子が変だよ」と声をかけられ、初めて「何かあるのかもしれない」と感じます。
主治医に相談し、念のため脳のMRI検査を受けたところ、脳転移が判明。そのときは頭の中が真っ白になったそうです。さらに、「もし脳転移に気づくのが遅れていたら、あと1〜2ヶ月という状況だったかもしれない」と伝えられたことも明かしてくれました。

そのとき、一番つらかったのは、幼い娘さんの成長を見届けられないかもしれないと思ったことでした。夜、電気を消して目を閉じるたびに「このまま目が覚めなかったらどうしよう」と不安に襲われる日もありました。
そんなときは、娘さんの小さな手を握りながら眠るようになりました。手のぬくもりや穏やかな寝息を感じるうちに、「今日も生きて家族と一緒に過ごせた」という当たり前の日常が何より幸せだと実感し、少しずつ安心して眠れるようになっていきます。
病気との向き合い方と現在
抗がん剤治療中は副作用が強く、ひどい日は一人でベッドから起き上がることもできなかったという@mamanushi_kotoviviさん。

主治医からは、無理のない範囲で身体を動かすよう勧められていました。しかし、もともと運動は得意ではなく、ジムに通おうと思っても、脱毛や体調の変化から人前に出ることへの抵抗があったといいます。
そんな中で@mamanushi_kotoviviさんが一番怖かったのは、家から一歩も出なくなること、そして誰とも会わない生活に慣れてしまうことでした。
そこで、「今日は玄関まで」「今日は庭まで」と、小さな目標を立てながら少しずつ行動することを大切にしました。その積み重ねが自信につながり、「もう少し歩いてみよう」と思えるようになります。
現在も、旦那さんと二人三脚で身体づくりを続けているとのこと。旦那さんは病気をきっかけにパーソナルトレーナーの資格を取得し、体調に合わせた運動を一緒に考えながら支えてくれているそうです。
@mamanushi_kotoviviさんは、ガンマナイフ治療を受けながら、定期的なMRI検査で経過を見守っています。
「再発を完全に防ぐ方法はありませんが、今の自分にできることを大切にしながら毎日を過ごしています」と語り、無理のない範囲で身体を動かし、食事や睡眠にも気を配りながら、自分にできる再発予防に取り組んでいます。

一日一日を大切にしながら、学びと挑戦を続ける
@mamanushi_kotoviviさんがSNSで発信を始めた一番のきっかけは、「もし自分に何かあったとき、生きていた証を娘に残したい」と思ったことでした。
また、治療中に同じ病気を経験した人たちの発信に何度も励まされたことから、「私の経験も、いつか誰かの力になるかもしれない」と思ったことも、発信を始めた大きな理由の一つです。
発信を通して一番伝えたいのは、「病気になっても人生は終わりではない」ということ。今日できることを一つずつ積み重ねていけば、その人らしい人生を歩んでいけると、自身の経験を通して感じたと話します。
@mamanushi_kotoviviさんは現在、介護予防フィットネスのインストラクターとして利用者の健康づくりをサポートしています。今後はYouTubeやSNSを通して、病気と向き合う日々や学び続けていることを、等身大の姿で発信していきたいと明かします。
「寛解を目標に一日一日を大切にしながら学び続け、挑戦を重ねていきます。そして、自分の経験が誰かの希望となり、『今日も一歩踏み出してみよう』と思えるきっかけになれたら、それ以上に嬉しいことはありません」と語りました。

@mamanushi_kotoviviさんの投稿には、「応援しております」「無理をしないように」といった声が寄せられています。一つひとつの小さな積み重ねが前へ進む力になることを感じさせるエピソードでした。また、身体の小さな違和感にも耳を傾けることの大切さを改めて考えさせられます。

