2017年、軽い体の痛みに違和感を覚えた女性→しかしその後…医師「ステージ4です」 女性に話を聞いた

2017年、軽い体の痛みに違和感を覚えた女性→しかしその後…医師「ステージ4です」 女性に話を聞いた
抗がん剤での治療中(@nanamin_na_naさんより提供)

@nanamin_na_naさんは、38歳のときにステージ3のがんと診断され、その後ステージ4へと進行。これまでに余命宣告も複数回受けてきました。

転移や抗がん剤治療、緊急入院などさまざまな状況を経験する中で、4年後の現在は「がんになって気づけたことがたくさんある」「がんに感謝している」とSNSで発信しています。

今回は、現在の様子や病気への思いについて話を聞きました。

乳がんとの告知から、肺、骨、肝臓への転移

生理前は胸の張りや軽い痛みを感じる程度だったという@nanamin_na_naさん。しかし2017年10月、38歳のときにこれまでにない強い痛みを感じます。

生理後に胸のしこりに気づき、触れた瞬間にがんだと感じました。その後、病院で乳がんと診断されましたが、すでに直感していたため大きなショックはなく「やっぱり…」という気持ちだったそうです。

手術後の様子(@nanamin_na_naさんより提供)

@nanamin_na_naさんは2018年4月に左胸を全摘出し、その後は年に1回の定期検診を受けていました。そして、病気と向き合いながら、2021年1月からはコンビニエンスストアで働き始めます。

しかし2022年3月、定期検診の採血で数値が大きく上昇。詳しい検査の結果、肺と肝臓への転移が判明しました。なお、2ヶ月前の採血では異常は見られなかったそう。ステージ4と診断された後も、抗がん剤治療を受けながら仕事を続けていました。

当時については「疲れることもありましたが楽しく、天職だと思いました」と振り返ります。

さらに2024年12月初旬には肋骨を骨折。このとき嫌な予感を抱き、医師からは「よくあること」と言われたものの、骨への転移を疑って検査を受けました。

その結果、骨への転移が判明。加えて精密検査により、脳への転移も確認されました。骨転移は、本人の違和感がきっかけで発見されました。

抗がん剤での治療中(@nanamin_na_naさんより提供)

突然の体調悪化、脳転移と脳浮腫が判明

2025年6月には37.5℃前後の微熱が続くようになりましたが、仕事を続ける中で普段はしないミスも増えていきました。7月には38℃まで熱が上がり病院を受診しますが、原因は特定されず帰宅。しかし、その後は何度も倒れる状態に。

翌日、再び受診してMRI検査を受けた結果、緊急入院となりました。脳の放射線治療の影響で脳が壊死し、脳の腫れ(脳浮腫)を起こしていたのです。

そのときの症状について「トイレに行っても流すことがわからなくなったり、リュックサックが背負えなかったり、感覚の麻痺といろいろなことができなくなっていました」と振り返っていました。

ウィッグを被ったとき(@nanamin_na_naさんより提供)

このときから右半身に麻痺が残り、現在は杖を使用して生活しています。現在は病状も落ち着いており、食欲もあるといいます。

前向きな変化をもたらした病

@nanamin_na_naさんは、乳がんと診断されたとき、治療をしなければ命に関わると告げられていました。

病気に対して前向きになれたのは、直面した「生き続けたい」という切実な思いが、それまでの鬱々とした気分を吹き飛ばしてくれたからだといいます。そこから、普段の何気ない生活がいかに大切かということに気づき、今では「がんに感謝している」とまで言えるほど、心境に大きな変化が訪れました。

@nanamin_na_naさんは、20年もの間うつ病と向き合ってきましたが、がんをきっかけに、結果として服薬の量は減っていきます。精神科の主治医にがんの診断を伝えた際には、自ら「もう後ろを向きません」と前向きな決意を示しました。

さらに、ステージ4と診断された2022年3月には、厳しい見通しも伝えられましたが「0なら私が記録を作ってやる」と気持ちを切り替えたといいます。がんにならなければ、うつ病で苦しみ続けていたかもしれないと振り返り、現在も服薬は続けているものの「心は健康です」と明かしています。

@nanamin_na_naさんは乳がんの診断後、手術や転移、抗がん剤治療、緊急入院など、状況の変化を経験してきました。そうした中で心の支えとなったのは、母親やパートナー、親友、職場の人、配信のリスナー、大好きなタレントの存在でした。

「周囲の人たちが自分のことを信じてくれていること、そして母親やパートナーの存在が大きな支えになっています」と語ります。

これからの目標と願い、自分らしく生きるために

@nanamin_na_naさんは、同じように病気と闘っている人に対して「つらいときはつらいと言っていいと思います。でも、必ず前を向いてください。笑って生きていることと前向きに過ごすことを大切にしています。病気に支配されないで楽しく人生を過ごしたいですね」とメッセージを送ります。

今後の目標は「行きたいところに行き、やりたいことをやる」こと。麻痺の影響で杖がなければ歩けない状況ですが「できる範囲でできることを探していきたい」と話します。

「杖が必要になってしまいましたが、世界に羽ばたきたいです。世界に私の言葉で伝えたい」と力強く語っていました。

普段、何気なく過ごしている日々は、決して当たり前ではないのかもしれません。@nanamin_na_naさんの体験は、一日一日を大切に過ごすことの意味を改めて考えさせてくれるものでした。

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