奇跡的な出会いで結婚した夫婦。結婚半年という短い期間のなかで、奥さんの@fordidi_liveさんに脳腫瘍が見つかり、手術をすることになります。
新婚生活や仕事、自由に動ける体を一度に失いましたが、家族の支えと@fordidi_liveさんの努力で回復し、退院することができました。
今回、結婚半年という期間で手術をしたことへの思いや、脳腫瘍という病気について話を聞きました。
夫婦の出会いは…
夫婦の出会いは、半年ぶりに連絡をくれた@fordidi_liveさんの友人が、同級生を紹介してくれたことがきっかけでした。
初対面では、@fordidi_liveさんが会話の大半を担っていたため、旦那さんはあまり自分の話ができず「自分にはあまり関心がないのかもしれない」と感じたそうです。
一方@fordidi_liveさんは、出会った場所に独特なにおいが漂っていたため、それが場所のものなのか旦那さんの体臭なのか分からず、鼻が敏感なこともあり「場所を変えてもう一度会って確かめたい」と思ったといいます。
その後、遠距離恋愛を経て、2人は出会ってから4ヶ月で婚約し、さらに4ヶ月後に結婚式を挙げました。

結婚半年後、脳腫瘍の手術をすることに
@fordidi_liveさんは、17歳と23歳の二度、脳腫瘍を発症しています。そのため、定期的に検診を受けていました。
旦那さんと出会う約1年前に再発が見つかり、放射線手術を受けて経過観察を続けていましたが、効果が見られず、結婚後に再度手術を受けることになりました。初対面の際、旦那さんには病気のことをすべて伝えており「義両親の反対もあるなかで、結婚を決断してくれたことに感謝しています」と語ります。
腫瘍は小脳の近くにあり、頭痛や平衡感覚の低下による歩行困難、滑舌の悪化、右手の麻痺、吐き気、ひらがなは読めるものの漢字が認識できないといった症状が現れました。
23歳の二度目と、今回33歳での三度目は経過観察中に見つかったため比較的早く対処できましたが、17歳の初発時には腫瘍が4.5cmにまで大きくなり、緊急入院となりました。
「入院した夜から一人でトイレに行くこともできず、ベッドでひたすら吐き続けていました」と振り返ります。

三度目の脳腫瘍による手術は、結婚半年後という短い結婚生活のなかでのことでした。その心境について@fordidi_liveさんはこう話します。
「大病を患うと、本人よりも支える家族の方が精神的にしんどいと思います。それを夫に体験させることになり心配な気持ちと、純粋に“またあのつらい体験をするのか…”という不安がありました。一方、こんなに開頭手術を避けたいと祈り続けても避けられないなら、これには意味があると考えると不思議と腑に落ち、それからは不安がなくなりました」
手術前日、@fordidi_liveさんは友人と待合室で電話をし、笑顔で過ごしていました。家族や旦那さんについても「リスクはあるものの、緊張感のなかに心の余裕が感じられました」と語ります。

さらに悩んだのは、義両親に伝えるタイミングでした。
「脳腫瘍」という言葉は重く感じられたため、テレビ電話で「手術を受けるけれど、1週間ほどで退院できそうだから心配しないでね」とやわらかく伝えたといいます。
11時間にも及んだ手術
@fordidi_liveさんの手術は11時間にも及びました。
術後は直接ICUに運ばれて、面会できるのは旦那さんのみ。そこで、この経験を忘れないように記録として残しておきたいという思いから、動画や写真撮影を旦那さんにお願いすることにしました。
「術後、ICU内でカメラに向かってピースする患者はなかなかいないかもしれません」と@fordidi_liveさん。精神的な余裕はあったものの、頭蓋骨を開く11時間に及ぶ大手術後により、全身が管や呼吸器で繋がれ、身体的には痛みと吐き気に襲われて限界でもありました。

「今回も命が助かる確信があったので、ちゃんと無事に生きていることへの安堵感は大きかったです」と話します。

最初は寝たきりだった@fordidi_liveさんでしたが、症状は少しずつ着実に回復していきました。さらに、リハビリ用のバイクを漕げるまでになります。

そして病院内のコンビニにも歩いていけるようになり、その後、無事に退院。

ここまで回復できたのは、旦那さんを始め、家族の支えがあったからだと語ります。旦那さんは電話での画面越しに@fordidi_liveさんの好きな歌を歌って励ましてくれたこともありました。

回復への道と、これからの夫婦の未来
現在@fordidi_liveさんは、多いときは週5日ピラティスに通い、体力回復に取り組んでいます。右手に麻痺があり細かな作業が難しいため、文字を書く練習として日記や塗り絵を続けています。
また、小脳失調の影響で視界がはっきりしないことから、動くものを見るリハビリとしてTikTokでの動画投稿やライブ配信も始めました。
「この経験が誰かの励みになればと思い、楽しみながら続けています。家族も応援してくれています」と語ります。
今後の目標は、現在勤めている会社に復職し、社会復帰を果たすこと。ただし旦那さんの仕事の都合で、来年の今ごろはどこで暮らしているのか分からず、少しドキドキしているという@fordidi_liveさん。
「神様からもらった使命と、強い自己肯定感と安心感を胸に、夫婦そろって大船に乗った気分で、これからも楽しみたいです」と話してくれました。
今回の@fordidi_liveさんの投稿には「大切な人と、幸せになってね」「人の優しさに感謝」などのコメントが寄せられていました。
旦那さんをはじめ、周囲の人たちの支えが、@fordidi_liveさんにとって大きな力になっていることが伝わってきます。これからの歩みも、そうした支えとともに続いていくことでしょう。

