長い月日を経て、家族に迎え入れられた野犬がいました。
飼い主さん(@donmama25)が、ずっと気になっていた野犬の保護をし、その後の様子をTikTokに投稿。
その動画に「簡単なことじゃない、素敵です」「残りの犬生楽しんでね」「尊敬しかない!ありがとう」などのコメントが寄せられ話題になっています。
今回は飼い主さんに、家族になるまでの7年にわたる物語を伺いました。
不思議な縁で始まった関係
保護された野犬の名は、ゆめくん。
当時、飼い主さんは隣町の職場に通う途中で発見しました。
最初は「どこかの飼い犬が逃げてしまったのでは」と思い、飼い主を探す手がかりになるよう写真を撮って記録したのだとか。

しかし後に、その地域には野犬が複数いることを知り、ゆめくんもそのうちの1頭であると気づきます。

6年間の準備と決意の保護
初めて会ったときから、なぜか惹かれるものがあった飼い主さん。
しかし、当時は借家暮らしで、すでに中型犬1匹と猫2匹が一緒に暮らしていたため、新たにゆめくんを迎える余裕はありませんでした。
さらに、ゆめくんは首輪を付けることも難しく、保健所の捕獲器でも捕まらなかったと聞き、捕獲は難しいと感じていました。
それでも、引っ越しを経て環境が整い、転職を機に「もう会えなくなる」と感じたことで保護を決意したといいます。

保護当日、ゆめくんはまるで石のように固まって動けず、恐怖に支配されていた様子。また、保護してから数日は食事や排泄もできない状態だったとのこと。
だからこそ飼い主さんは、笑顔で優しく声をかけ、無理に触ったり、大きい声を出したりしないように徹底したといいます。

今は穏やかな毎日をともに
現在のゆめくんの様子について「家では近くにいるといつもお尻を私にくっつけてきて、お散歩中も私がしゃがむと、そっと体を寄せてなでなで待ちをします」とコメント。
食いしん坊で、とにかく甘えん坊な一面を見せてくれるそうです。
なでてほしいとき、おやつが欲しいときは、前足で上手に催促するようになったことも教えてくれました。

ゆめくんとの今後について、残りの犬生を「楽しかったな」「幸せだったな」と思ってもらえるようにサポートしたいと願う飼い主さん。
これからも、ゆめくんは家族とともに笑顔あふれる幸せな毎日を過ごせることでしょう。

