半玉キャベツの芯から、丸いキャベツが育つのか――。
そんな疑問から始まった再生栽培の記録です。
のりんご(@noringo)さんが、5ヶ月を越える成長記録をYouTubeに投稿すると「農家の方々の偉大さを感じます」「キャベツが幸せそう」「凄い手間かかってる」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
のりんごさんに話を聞きました。
半玉キャベツの芯から育てる

キャベツの芯を水に浸けておくと、葉が出ることを知っていたのりんごさん。
「そのまま育て続けたら、スーパーで売られているような丸いキャベツになるのか興味が湧いたのでやってみました」と挑戦の動機を明かします。
栽培期間は2020年8月28日から2021年2月2日までの158日間。
動画は、半玉キャベツの芯を切り出して植える場面から始まっています。

根が出ていない時期に芯を埋めるとそこから分解されてしまうため、埋めるというより「土の上に置くイメージ」がポイントなんだそうです。
特に苦労した部分について、のりんごさんは「寒くなると成長が遅くなり結球しないので、11月から室内で育てる必要がありました。場所の確保や水やりが大変でした」と振り返ります。

また「プランターだと少し狭いせいか、後半になると外側の葉が枯れてきたので、肥料や活力剤を定期的に与えました」と、他にも気をつけていた点を教えてくれました。
動画では、頂点付近以外の葉をこまめに取り除いたり、成長に合わせて少しずつ大きなプランターに植え替えたりと、細心の注意を払って育てる様子が映っています。
いよいよ収穫のとき!

そして158日目。いよいよ収穫の日がやってきました。
小さいとはいえ、しっかりと結球したことにのりんごさんは感動したのだそう。
半分は千切りキャベツに、残りはざく切りにして塩昆布との和え物に。採ったキャベツ料理を味わうところで動画は終わります。
植物の生命力を感じられる再生栽培

味の感想は「採れたてということもあり、シャキシャキしていて瑞々しく、普通に育てたキャベツと変わらず美味しかったです」とのこと。
投稿には大きな反響がありました。
のりんごさんは「『やってみたい』と言ってくださったので、動画をきっかけに家庭菜園に興味を持ってもらえたことが嬉しかったです」と笑顔で話します。

家庭菜園や再生栽培の魅力について「根のない状態から育てるので、植物の生命力を身近に感じられますし、普段食べている野菜がどのように成長していくのかを見るのは楽しいです」とのりんごさん。
最後に「いつの日か松茸の再生栽培を成功させたいです」と今後の目標も語ってくれました。
見る人に植物の生命力と家庭菜園の魅力を伝えた今回の動画。
これからも、のりんごさんの挑戦は私たちに驚きと感動を届けてくれることでしょう。
