異なる文化や価値観を持つ海外の方から見ると、日本はどのような印象を持っているか気になりますね。
日本人の奥さんを持つドイツ人の@jannipponさんが、奥さんの実家で行った稲刈りの様子をInstagramに投稿すると「すごいです」「応援します」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
投稿者さんに、話を聞きました。
美しい工程を次世代へ
以前から農業に興味があったという投稿者さん。
特にお米は世界中で欠かせないものであり、注目していたと話します。

お米を作る中で、稲を吊るしてゆっくりと乾燥させる「天日干し」は、お米を美味しくさせる大事な工程のひとつ。実際に体験した投稿者さんは「自然の力と先人の知恵が詰まったとても美しい作業」と感じたそうです。
しかし、日本で数百年続いた「天日干し」が、時代の流れとともに無くなりつつあることを知った投稿者さんは「とても残念なことです」と話しますが…。
「たくさんの文化や先人の知恵が残っている日本。次の世代に引き継ぐのにまだ遅くはない」と思いを語ってくれました。
そして「この時代に生まれたからこそ、当たり前に思っているものや消えゆくものにスポットライトを当てよう」と思い、奥さんと今回の動画を作ったそうです。

奥さんの実家で初の稲刈りを体験してみて、投稿者さんは「この忙しい世界で、田んぼで働くことは最も素晴らしい経験の1つ」だと感じたのだとか。
田んぼは心を落ち着かせ、グループの中で一緒に働くことは本当に満足感があったそうですよ。
さらに「田んぼで作業をする機会があれば、多くの人が自分と同じように感じると思います」と話す投稿者さん。
日本は世界で最も素晴らしい国の1つ
これまで80ヶ国以上を訪れた投稿者さんは、日本の印象について「世界で最も素晴らしい国の1つだと思います」とコメント。
日本特有の文化の奥深さ、古い伝統や互いに敬意を払う心など、日常生活に強く根付いていることに投稿者さんは驚くばかりなのだそう。

「母国では物事の扱いや文化が異なるからこそ、自分は日本の美しさをはっきり感じることができるんだと思います」と持論を展開。
続けて「日本の方も海外に行くことをお勧めしたいです。帰国後に自分たちの祖国に感謝すると思いますよ」と、日本人にもその価値に気づいてほしいことを語ります。

日本に来てから、4ヶ月ほど経つ投稿者さん。
現在は小さなキャンピングカーで日本中を巡り、住まいに適した場所を探しているそうです。
今後、日本でやってみたいことについて「日本での生き方を学び、受け入れ、親切にしてくれた日本の人たちにできる限りの恩返しをしたい」と熱い思いを話してくれました。
これからも日本の良さを、投稿者さんの視点でたくさん発信していってほしいですね!
