結婚式では、新郎新婦の出会いや思い出を紹介するムービーが流れることもあります。工夫を凝らした映像は、ゲストの心にも残るでしょう。
@kaohameyooさんが、結婚式の招待状として送った“完成度が高すぎるムービー”についてTikTokアカウント【顔はめパネル好き夫妻の備忘録】に投稿すると「他人なのにオモロいwww」「真剣に見てしまった」「めっちゃ期待して行っちゃうわww」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
作成したムービーについて、@kaohameyooさん夫婦に話を聞きました。
結婚式のムービー
旦那さんと奥さんは、それぞれ何度か友人の結婚式に参列していたことがありました。
その経験から、自分たちの結婚式ではエンターテイメントに溢れた唯一無二のものを作り上げたいという希望があったといいます。

しかし、自分たちの“好き”を詰め込んでしまうと、テーマが複数になってしまって一体感を出せない課題もありました。そこで、統一感を出すために、奥さんの一番好きなドラマを大きなテーマと決めることに。

奥さんが初めて買ったCDもドラマの主題歌で、4人の登場人物ごとにテーマを割り当てやすく、制服を着る機会も作れそうだったため、ドラマをオマージュすることに。
ドラマ仕立てでゲストを迎えるユニークな発想
構想を練る中で、登場人物を時系列に沿って変えるには、結婚式前にムービーを送る必要がありました。
そこで、YouTubeの限定公開でムービーを招待状として送ることにし、概要欄に本物のWeb招待状のURLを記載することに。
招待状を送るタイミングでドラマのオープニングを流し、結婚式当日を本編、結末をエンドロールムービーとして構成しました。

ムービーの発案は奥さん。
最初は旦那さんから「制服デートだけはやりたくない」と断られ、意見がぶつかることもあったそう。しかし、奥さんは「一生に一度」という言葉で旦那さんを説得したといいます。

やると決まった以上、旦那さんも全力で臨みました。
4人のキャラクターの役名を実名と変えるか悩んだ際は「すべて俺の人格の一部」と考え、登場人物をあえて同じ名前に。
撮影・編集はwedding song studioさんに協力してもらい、旦那さんはキャラクターの演じ分けにこだわって何テイクも撮影しました。さらに「30代で恵比寿を制服姿で歩くのは、なかなか大変でした」とも明かしています。

全力演技と役作りで夫婦の絆が光る
できあがったムービーを見た2人は大笑い。
「企画者当人なので内容は分かっていましたが、再現度と全力感が絶妙で、毎回大笑いしてます」と話しています。
ムービーを受け取った人からも「最高すぎ」「元気出た!」と好評で、招待状の時点でムービーが送られてきたのは人生初という声も多く、あまりのクオリティーに出欠回答を忘れる人も続出したそう。親族からは「何を見せられているのか」と驚きの声もあったようです。
今後については「一見くだらなそうなことや些細なことでも、少年少女の心を忘れず、一瞬一瞬を全力で楽しみ笑い合える夫妻でいたいです」と話していました。
とても素敵で思い出に残るムービーですね。何度見ても、当時の思いをよみがえらせてくれることでしょう。

