愛犬、先代猫、保護猫…ある家族に運命的な出会いがありました。
@tinkpine1966さんが、愛犬が見つけた子猫との暮らしをTikTokに投稿すると「運命感じちゃいますね」「素敵な出会い」「きっと前世兄弟」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
今回、飼い主さんに話を聞きました。
愛犬が導いた奇跡の出会い
ワンちゃんは10歳のボーダーコリー、もみじちゃん。猫ちゃんは生後3ヶ月のハチワレ、もっぽなちゃん。
まるで兄弟のように似ています。

投稿された写真は、もっぽなちゃんを保護してからちょうど2ヶ月が経った記念に撮影したものでした。

もっぽなちゃんとの出会いは、ある朝、もみじちゃんと散歩しているときの出来事でした。
「散歩中、カラスが異常に鳴いており、ふと『ニャッ』と声が聞こえました。でも、場所がわからなかったので、真似をして私も『ニャッ』と鳴いてみたら返事があったんです」
声のするあたりを探したものの、マンションの生け垣に阻まれ、飼い主さんの目では子猫を見つけることができませんでした。
そのとき、もみじちゃんが生け垣に鼻を突っ込むと、その場所に小さな黒い影が動いていたのです。
もみじちゃんのおかげで無事に子猫を発見、保護することができました。

「生まれ変わりかも」亡き先代猫との繋がり
実は飼い主さんにとって、この出会いは特別な意味を持っていました。
「15年前に家の向かいの神社で、木の根っこの穴に落ちていた生まれたての子猫を保護しました。その子が、犬好きの家族を猫好きにもしてくれました」
その子の名前は「しっぽな」ちゃん。
しかし、しっぽなちゃんは今年の1月に亡くなり、飼い主さんは深い悲しみに暮れていました。
残された他の猫たちも気持ちの整理がつかず、夜まで鳴くこともあったそうです。

そんな中での、もっぽなちゃんとの出会い。
「しっぽなが生まれ変わってきてくれたと思いました」と飼い主さんは語ります。

もっぽなちゃんの名前にも、家族の歴史が込められています。
先代の「しっぽな」ちゃん、そしてもう一匹の黒猫「ぽっぽな」ちゃん。
そして今回、もみじちゃんが見つけてくれた子なので、その名にちなんで「もっぽな」と名付けられました。
自然と育まれた家族の絆
もみじちゃんは3年前にこのお家に来た子で、当時は先代のしっぽなちゃんに優しく迎え入れてもらった経験があります。
そのおかげか、もみじちゃんも新しい家族であるもっぽなちゃんを自然に受け入れました。
飼い主さんは「最初はもっぽなが小さすぎて扱い方がわからず戸惑っているようでしたが、今ではすっかり仲良しです。気づくと一緒に寝たりしていて、それはうちではごく自然な光景です」と語ります。
今後について「ワンちゃんも猫ちゃんもという括りはなく、みんな家族です。みんなで仲良く、ずっと元気でいてほしいです」と願っていました。
愛犬が繋いだ命と運命。この素敵なファミリーは、これからも多くの人々に感動と癒しを届けてくれることでしょう。
