「自分を変えたい」と思うきっかけやタイミングは人それぞれ。本気で取り組んで目標を達成できたときには、人生観さえ変わることがあるかもしれませんね。@funakigymさんが、人生を変えた出来事についてTikTokに投稿すると「努力の天才」「かっこいい」などのコメントが寄せられ話題になっています。
このときの様子について、@funakigymさんに話を聞きました。
「このままでは…」という危機感


40歳のとき、体重は125kgで血液検査などの健康診断の結果はオールDやE判定だった@funakigymさん。完全に“要精密検査”状態だったといいます。
当時はまだ独身で、子どももいなかった@funakigymさん。しかし「いつかは結婚したいし、親に孫の顔を見せてあげたい。そして何より、自分自身が健康で長生きしたい」という思いが芽生えました。
それから、まずは24時間営業のジムに入会するところから人生を変える旅が始まったといいます。
約5年をかけて体重を半分に

125kgあったときの生活は「とにかく自分に甘い生活だった」と@funakigymさん。暴飲暴食で運動はゼロ、ストレスのはけ口は食とお酒でした。そんな生活を何年も続けていたので、動けばすぐに息が切れ、階段すら辛く、体調が悪いのも「年齢のせい」くらいに思っていたとのこと。
また、@funakigymさんはMDS(骨髄異形成症候群)という慢性の白血病の一種を患っており、健康状態の悪化は命に直結するおそれもありました。今まで見て見ぬふりをしていた現実に、ようやく向き合った瞬間だったといいます。
その後、約5年をかけて、体重を125kgから65kgまで落としました。焦らず確実に、習慣を変えながら少しずつ進めた結果だと話します。
ダイエットをしていくなかで、奥さんと出会ったことも大きかったといいます。
付き合い始めた頃から、タンパク質・脂質・炭水化物のバランスが取れたアンダーカロリーな食事を作ってくれ、@funakigymさんは筋トレに集中できたと話します。減量は、筋トレと食事管理、そしてNEAT(非運動性熱産生)のみで、有酸素運動は行わなかったとのこと。
医師にも驚かれた変化
今では人間ドックの結果はオールA判定になり、血液の数値も安定し、医師からも「まさかここまで健康になるとは」と驚かれるといいます。

さらに、ボディコンテストに出るようになってからは、あえてオーバーカロリーの増量期を作ることも。脂肪も微増しますが、筋肉を増加させる時期を計画的に何度も取り入れているのだそうですよ。
筋トレを通じて、心身ともに健康になることで「生き方そのもの」が変わったという@funakigymさん。身体が軽くなるだけでなく、心まで前向きになり、自信も生まれて、人との接し方や仕事への向き合い方まで変化したといいます。見た目の変化以上に、集中力や判断力、自己肯定感が格段に上がり、人生が豊かになる実感があったとのこと。

45歳になる年に脱サラし、法人を立ち上げて「健康は、人の人生を豊かにする。そして、健康は世界を平和にできる」を理念に、自分のジム「FUNAKI GYM」を開業した@funakigymさん。埼玉・所沢に拠点を構え「健康で世界平和を目指す」をビジョンに掲げ、今もその実現に向けて日々活動を続けているといいます。
正しい知識と続ける覚悟
筋トレについて「思い返しても、正直『大変だった』と感じることはあまりないです」と語る@funakigymさん。
また「やればやるだけ成果が返ってくる。これほどシンプルで裏切らない取り組みは、ほかにないと思います。ボディメイクに運も才能も我慢もいらない。必要なのは、正しい知識と、続ける覚悟だけ。だからこそ、誰にでもできるし、僕自身がそれを証明したつもりです」と話してくれました。
驚きの変身ぶりでしたね。@funakigymさんの今後の活躍も楽しみです。

