一見シンプルなのに、ご飯の配置や彩りの工夫がひときわ目を引く、高校2年生の息子さんに届けられる、あるお母さんのお弁当。@obento.786さんが、そんな見る人の心までパッと明るくするお弁当をInstagramに投稿すると「詰め方斬新」「参考になります」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
今回は、注目の詰め方やお弁当作りへの想いについて、お母さんに話を伺いました。
息子の“苦手”から生まれた、お弁当デザインのアイデア

@obento.786さんは、高校2年生の息子さんを育てるお母さん。
野菜が苦手な息子さんのために、日々「好きなもの」を中心にしたお弁当作りを続けています。
なかでもSNSで注目されたのが、“ご飯の詰め方”。

四隅に三角形状にご飯を配置し、その中心におかずを彩りよく並べた独特の盛りつけスタイルは、ひと目見ただけで記憶に残る印象的なビジュアル。

「いつも同じようなおかずでも見栄えが良く、自分も詰めるのが楽しみになるように」と工夫を重ねていったそうです。
忙しい朝でも、無理なくできる範囲で「自分らしく」
お弁当作りにかける時間は、撮影のある日は少し長引くこともありますが、およそ30〜40分ほど。
献立は前日に「今日は肉系かな?魚にしようかな?」とざっくり決め、当日の朝に調理スタート。
スーパーで目に留まったお買い得な食材をベースに、すき間ができたときは冷凍食品も上手に取り入れます。
そして、こだわりは「息子さんの好きなおかずで詰めること」です。

苦手なものを無理に入れることはしないというこだわりに、お母さんの愛を感じます。
息子さんも、美味しくて毎日パターンが変わるお弁当を面白いと言ってくれているそうです。
次に挑戦したいのは「おにぎらず」!
これまでさまざまな工夫を重ねてきたお弁当ですが、まだ「おにぎらず」にチャレンジしたことがないそう。
@obento.786さんは、これから挑戦してみたいと話してくれました。

息子さんの「好き」と「苦手」にそっと寄り添い、楽しく工夫されたお弁当。
そこには、毎日をほんの少し特別にする、愛情とセンスがぎゅっと詰まっていました。
ふたを開けるたび、ちょっと嬉しい。そんなぬくもりが、見ている人の心にもやさしく届いているのかもしれません。
