外見に悩みを抱える人は少なくないでしょう。@curlygirl.rinさんが、コンプレックスを前向きに受け取れるようになったことについてInstagramに投稿すると「感動」「素敵」「泣いちゃいました」「気持ちわかります」「かっこよすぎる」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
自身のコンプレックスについて、@curlygirl.rinさんに話を聞きました。
コンプレックスを抱えた子どもの頃
一重まぶたや高身長、くせ毛など、外見に強いコンプレックスを抱いていた子ども時代。
毎日鏡を見ながら「何で私だけ…」と落ち込み、二重コスメで二重を作ったり、整形を本気で考えたことも。身長の高さに対して心ない言葉をかけられ、ショックを受けたこともありました。

できるだけ目立たないようにと猫背になってしまい、無意識に自分を小さく見せようとしていたといいます。
「周りと“違う”ことがすべて恥ずかしく“普通”になりたくて仕方がありませんでした」

中学生の頃は、お母さんに頼んで縮毛矯正をかけていたこともありました。@curlygirl.rinさん自身が一人で抱え込み、決めたことだったそう。費用の負担もあり、子どもながらに申し訳なく感じていたと振り返ります。
コンプレックスを前向きに
コンプレックスを前向きに受け入れられるようになったのは、20代後半、仕事にも慣れてきた頃でした。
「どこかで“自分らしさを抑えている”感覚があって、それがすごく苦しくなってきて…。ある日ふと『一度全部解放してみたい』と思いました。そこからは、周囲の目を気にせず『自分がどうしたいか』を大切にしたいと思うようになりました」

そして、大きな後押しになったのが、当時の恋人で現在の旦那さんの存在。すべてを受け入れてくれて「自分のやりたいように生きるのが一番だよ」と言ってくれたことで、少しずつ自分を肯定できるようになったといいます。
その後、くせ毛を「活かす」ことを覚えた@curlygirl.rinさんは「今日のカール、いい感じかも」と思えるように。それが自信となり、人前に出ることも怖くなくなっていきました。髪ひとつの変化が「自分には何かが足りない」という思いを少しずつほぐしてくれたそうです。
発信を始めたきっかけ…
「くせ毛を活かすことは、単なる髪型の問題ではなく、“コンプレックスを受け入れる”プロセスの入口でした。ひとつ受け入れると、他のコンプレックスにも優しくなれる。それを実感したからこそ、同じように悩む人にも、こんな選択肢があると知ってほしかったです」
発信を始めると「私もずっと同じことで悩んでいました」「これを見て涙が出ました」といった共感の声が次々に届きました。
「同じ経験をしている人が想像以上に多くいました。今ではフォロワーさんたちと励まし合い、情報を共有しながら『自分らしさ』を一緒に楽しんでいます。“自分の痛みが、誰かの癒しや勇気になる”それに気づけたことが、大きな喜びです」

今後について、@curlygirl.rinさんはこう話します。
「くせ毛や天然パーマへの見方を変える文化を、社会全体に広げていきたいです。教育現場や企業、メディアなど、さまざまな場で『多様な美しさ』を発信していけたらと思います。そして私自身も、“自分らしく生きること”にもっと素直になって、年齢や環境に縛られず挑戦していきたいです」


@curlygirl.rinさんの発信に、多くの人が元気や勇気をもらったようですね。これからも「多様な美しさ」を広く伝えていく活動を続けていくとのことで、今後の発信にも注目が集まりそうです。

