子どもからもらった手紙は、何気ない一言でも心に残るもの。何年経っても大切に手紙を保管している人は多いのではないでしょうか。@hitomi._.kmsさんが、今でも大切にしている“10年以上前に娘さんが残したメモ”をThreadsに投稿すると「こんなん消せない」「これは宝物」「素敵な娘さん」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
娘さんが書いたメモについて、ママさんに話を聞きました。
メモに込められた優しさ
食器棚に置いてあったのは「おかあさんへ」と書かれた娘さんからのメッセージ。
そこには「明日、弁当がいります。よろしく!(買い弁でもいいよ)ありがとう」と書かれていました。
このメッセージは、娘さんが10歳くらいのときに書いたもの。
当時、シングルになったママさんは、毎日仕事に追われていました。役職が1つ上がったこともあり、毎日を必死にこなしていて、なかなか子どもとゆっくりできずに申し訳ないと感じていたそうです。
そこで「メッセージがあれば書いてね」という思いで、ボードを用意したといいます。
娘さんの言葉を今も大切に
他にも「8時までは一緒に遊ぼうね」と書かれたメモも保管してありました。
当時の思いについて「毎日バタバタでゆっくり目を見てお話を聞いてあげられていなかったなか、このメッセージをもらって嬉しかったから、自然と残していたのかもしれません」と振り返ります。
メッセージボードは食器棚の下に置いているので、大切にとっておいてあることは娘さんも知っていますが、今は「こんなん書いたかなぁ」と恥ずかしがっていたのだとか。
変わらぬ思いやりのかたち
2人の子どもがいるママさんは、お兄ちゃんが家を出ているため、現在は娘さんと2人暮らし。
大学生になってからは、娘さんが自分でお弁当を作っていますが、定期的に「お母さんのおかずもあるよ」と写真付きのメッセージをくれることも。
今後について「以前は『こんな仕事についてほしい』『こうなってほしい』と願っていましたが、30歳くらいになったときに、親に何も頼らず自立して楽しく生活ができていれば大成功!の気持ちで見守りたいと思っています」とママさん。
かつてお弁当をお願いしていた娘さんが、今ではママさんのためにおかずを作るように。変わらぬ優しさに、あたたかな絆を感じますね。

