子犬のときに野犬の多い公園で保護されたコハクちゃん。最初は人間の様子を伺い、震えていたといいます。そして、現在ではお腹を出して寝るほど家族や家が大好きになりました。@amber589kohaさんが、保護したあとのコハクちゃんの変化をXに投稿すると「目が全然違う」「愛情の大きさに泣く」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
今回は飼い主さんに、コハクちゃんを受け入れたときの状態やその後について聞きました。
野犬だったコハクちゃんとの出会い
コハクちゃんが子犬のときに保護されたのは、テレビでも取り上げられるような問題になっている野犬の多い場所でした。コハクちゃんは公園で保健所の職員の方に保護されたそうです。
飼い主さんがコハクちゃんをお家に迎えようと思ったきっかけは、実家で以前飼っていたジャーマン・シェパードの存在でした。その犬は、ネグレクトされていたと聞くなかで人づてに出会った子で“縁があれば繋がる”と感じるようになり『ペットのお家』というサイトをときどき覗いていたといいます。

そのときに飼い主さんが見たのがコハクちゃんの写真でした。
2021年9月ごろ、保健所にいたときで「不安げな様子が伝わってきて、どうにかできないかと思いました…」とそのときのことを振り返ります。
コハクちゃんに会いに行きたくても平日の日中は仕事で難しかった飼い主さん。受け入れ期限が迫る中、現地のボランティアさんに連絡し、様子を教えてもらうとともに、保健所からの引き取りをお願いしました。
また信じてくれるように…
お迎えした当初のコハクちゃんは、人間の様子を伺い、ずっと震えていました。
特に男性を怖がっていたようで、旦那さんに慣れるまでには時間がかかったといいます。今では旦那さんが帰宅すると、肩に手を乗せて心ゆくまで顔をぺろぺろ舐めて歓迎するように。

当初の怯えていた様子が信じられないほど、家族が大好きになり、お腹を出してすやすやと無防備に寝るようになったコハクちゃん。そんな姿を見て、飼い主さんは「とても幸せな気持ちになります」と話します。

投稿に寄せられた多くの反響に、飼い主さんは「あんなに怖がっていた人間を、また信じて甘えてくれる犬のすごさや愛おしさが伝わっていたら嬉しいです。また保護犬、雑種犬の可愛さが広まったら良いなと思います」と話していました。
成長とともに、毛色の変化
飼い主さんたちを驚かせたのが、コハクちゃんの毛の色が変わったこと。一時は真っ黒になったと思ったら、途端に黄色味のある明るい茶色になっていったのです。


これからもコハクちゃんの信頼を失わないように、過ごしやすい環境を作っていきたいと語る飼い主さん。
「怖い音やモノから極力遠ざけて、快適で、楽しいことや嬉しいことがたくさんある犬生になるように精一杯努力したいです」と話してくれました。
隅っこでプルプルと震えていたコハクちゃんが、飼い主さん家族の愛情により、こんなにもスクスクと成長しました。動物でも目付きや顔の表情がこんなに変わるのですね。コハクちゃんにはこれからも幸せになってほしいです。

