スマートフォンの普及は、親子の間の何気ないLINEのやり取りにも、思わぬ発見をもたらすことがあるようです。
今回は、小学生の娘さんからの予想外の返信に、心が温まったというユミさん(仮名)に、微笑ましいエピソードを伺いました。
スーパーでの偶然
「たまたま買い物に行ったスーパーで、娘が保育園でお世話になった先生にばったりとお会いしたんです」と話すユミさん。
娘もその先生のことが大好きだったので、すぐにLINEで報告することにしました。
「『スーパーで○○先生に会ったよ。あの先生、腰が低くていい先生だったね』と送ったんです」
まさかの先生擁護LINEにびっくり!
スーパーで買い物を続けていたユミさんの元に、すぐに娘さんから返信が届きました。
しかし、その内容は予想外のものでした。
「『○○先生だって、背が低くくなりたくてなったんじゃないんだから仕方ないでしょ。そんなこと言わないで。』と返ってきたんです」。
その一言に、ユミさんは思わず目を丸くしてしまいました。
「え?私が先生の背が低いことをからかっていると思ったの!?」と、驚きと同時に娘の真剣な様子が目に浮かび、クスッと笑ってしまったそうです。
娘なりの優しさにほっこり
娘さんの返信に、ユミさんはすぐに「先生が腰が低くて謙虚で親切なことを褒めたかったんだよ」と説明しました。
すると娘さんは、「そっか!よかった!」と安心した様子だったそうです。
「私が先生の悪口を言ったと思い、子どもなりに大好きだった先生をかばってくれたんだなと思うと、本当にほっこりしました」とユミさんは優しい表情で語ります。
大人の想像を超えた子どもの発想
今回の出来事を通して、ユミさんは「子どもって面白いな」と改めて感じたそうです。
「大人の私では想像もつかない返信だったので、娘には私の言葉がそういう風に伝わったんだなと、本当に驚きました」と、子どもの独特な感性に感心した様子でした。
親にも思わず共有したエピソード
この娘さんとのLINEのやり取りは、ユミさんにとって忘れられない出来事となり、思わず実の親にもLINEで報告したそうです。
「両親も『面白いね』と笑ってくれました。娘の優しい勘違いが、家族間のちょっとした笑いのネタになりました」と、心温まるエピソードを教えてくれました。
親子の間のLINEは、時に言葉足らずで誤解を生むこともありますが、そこには子どもならではの純粋な気持ちや、大人には思いもよらない豊かな発想が隠されているのかもしれません。
ユミさんと娘さんのエピソードは、そんな親子のコミュニケーションの面白さを教えてくれるようです。
